2015年11月 7日
別れたネクソンと NCsoft、Gstar で出会う...戦略は「極と極」 [ 情報・ニュース等 ] Tweet
先日縛られた持分関係を清算したネクソンと NCsoft が、
来る 12日釜山で開幕される「Gstar 2015」に並んで参加して、
注目を集める見込みだ。
(NEWS1)
両社の Gstar 参加戦略は異なっている。
ネクソンは歴代最大規模の展示場を用意して、15種類の新作をお披露目する一方、
NCsoft は去年より展示ブースを減らして、「MXM」1種類だけを公開する予定だ。
ネクソンは今回の Gstar では、対内外的に「歳」を誇示する姿だ。
去年 180ブースで Gstar に参加したネクソンは、今年は展示ブースを去年より 2倍増やし、
330ブースを確保した。
この中には一般観覧客が新作を直接体験できる B2C(Business to Consumer)ブースで、
300ブースをこれに割く。
残りはバイヤーと輸出の相談をする B2B(Business to Business)ブースで構成している。
ネクソンの出品作は、オンラインゲーム 7種類とモバイルゲーム 8種類など、15種類に達する。
この中で新作は大凡 13種類だ。
ネクソン副社長は、
「今年のネクソンブースは、人気を呼んでいるゲームだけでは無く、
これから紹介される多様な新作が一団となった空間を作った」と説明した。
Gstar 展示館を「遊び場」として構えるネクソンとは反対に、
NCsoft は今年のブース規模を大幅に減らした。
去年の NCsoft は新作体験、及び、ゲーム映像視聴の為、
B2C ブースに 200ブースを割いたが、今年は半分の 100ブースだけ用意する。
出品作も大幅に減った。
去年の NCsoft は「リネージュエターナル」,「プロジェクト HON」,
「ブレイドアンドソウル モバイル」等、6種類の未発売開始新作を公開したが、
今年は「MXM」だけをお披露目する計画だ。
これは発売開始を鼻先に置いた新作「MXM」に全てを注いで、
ローンチ直前に利用者たちの期待感を高める戦略だと考えられる。
初期開発段階の未公開ゲームをお披露目するよりも、
多くの関心を受けている発売開始予定作を出した方が効果的という分析だ。
「MXM」は 2012年の「ブレイドアンドソウル」以後、
NCsoft が 3年ぶりにお披露目する新作となっている。
NCsoft 関係者は、
「来年上半期、韓国,日本,台湾で MXM を正式ローンチングする前に、
Gstar を最後のテスト舞台にする予定だ。
商用化水準で開発された MXM を直接プレイできる試演ゾーンだけで、
100ブースを運営する」と語った。
観覧客が体験できる試演ブースの規模は減少したが、
代わりに NCsoft は多様な文化コンテンツを強化する事に、重点を置いた。
特に、eスポーツ大会活性化を推進中の NCsoft は、13 ~ 14日の 2日間、
「ブレイドアンドソウル ワールドチャンピオン シップ」を進行する。
同時に NCsoft は、今年の Gstar でゲーム知的財産権(IP)の拡張の為に、
「ゲームミュージカル」という新しい試みを行う。
ブレイドアンドソウルのキャラクターとストーリーを背景にした、
ニューエイジ ミュージカル「墨画魔女ジン・ヴァレル」を 13日、
釜山映画の殿堂にて初公開する予定だ。
ゲーム IP を利用したアニメーションは製作された事があったが、
ミュージカルとするのは今回が初めてだ。歌手や俳優が出演して、
踊りと歌だけで無く、ゲーム中に登場する武術パフォーマンスが行われる等、
多様な見所が提供される予定だという。
NCsoft 関係者は、
「今回の Gstar では新作公開を超えて、ゲームと文化を融合させて、
知的財産権(IP)を拡張する新しい試みを行う。
観覧客に多様な楽しみを提供して、新しい eスポーツ文化としての可能性を見せる、
そんな機会になるだろう」と語った。
投稿者 (む) : 2015年11月 7日 20:41