ゲーム内で血盟まで創設したロシアユーザー達は、
パーティー狩りや団体 PvP の様な集団行動を行っており、
たまに韓国ユーザー達と紛争を行ったりしている様だ。

また、全体チャットウインドウにおいて英語でアイテムを売買するロシアユーザーを
簡単に探す事が出来る状態になっている。

現在、外国人が韓国サーバーに接続する為には、アカウント生成，本人認証など、
多くの制約があり、正常に接続する事は現実的に不可能に近い。

しかし彼らはリネージュ2 クラシックを楽しむ為、約 45 ～ 47ドルを支払って、
迂回的にアカウントを生成し、韓国サーバーへと接続している。

また、リアルタイム個人放送（ストリーミング）を通じて、
ロシアユーザーが言語全て韓国語であるリネージュ2 クラシックをプレイする姿まで登場した。

それならば、何故ロシアユーザー達は、高い言語障壁と高い費用まで支払いながら、
韓国サーバーへと接続しているのだろうか？

ロシアでは、去る 2010年 3月、約 3万人余が接続したエミュレートサーバー 2ヶ所が、
治安部より刑事告発，閉鎖措置を受ける事件が発生しており、その時 リネージュ2 が
大きく注目された事がある。

また、現在 MMORPG の世界的トレンドが 「易しく、もっと易しく」 という流れを汲んでいる点を
勘案した時、過去への回帰を選択した リネージュ2 クラシック が、MMORPG 初期を思わせる
ハードコア的な楽しさを探すユーザー達の郷愁を相当分満たせるものになっていた為、
この様な点がロシアユーザー達に好まれたのだと推測される。

NCsoft はこの件に対して、
「現在正常な海外 IP に対しては遮断していないが、
　不法プログラム使用が疑われる多重接続 IP は遮断している。
　クラシックサーバーのロシア進出はまだ決定されていないが、
　反応が良ければ海外バージョンも検討するだろう」 と、コメントした。

「リネージュ2 クラシック」 は全盛期だった 2004年 「カオティック クロニクル」 時代の
過去クライアント環境を具現化した特化サーバーで、現在 「話せる島」，「グルーディオ」，
「ギラン」，「アデン」 の 4 サーバーにて運営中だ。