●何が問題か？

・ユーザーに対する情報不足

現在の自動代打システムでは、パーティーに参加しようとするユーザーと、
パーティー状態のユーザー、両方がお互いに対する情報を知る事が出来ない。

レベルと職業で合わせてマッチングされる為、パーティー状態のユーザー達は、
代打に入って来る様になるユーザーのレベル台と、職業だけ分かる状態だ。

それ以外のユーザーのキャラクター名や、どの血盟に所属しているかの様な情報は勿論、
パーティーが狩っている狩り場に当たる装備を取り揃えているのか？や、
パーティー狩りをする事に必要なコントロールは可能かどうか？等、全く確認する事が出来ない。

血盟や製造など他のユーザー達との争いも多く、利害関係も必要なゲームだが、
どんなユーザーと一緒に狩るのか、直接召還されて表示される前まで分からないのだ。

自動代打で敵対血盟や敵対製造パーティーに入って来る様になり、
パーティーを維持出来なくなって困り果てるという文等は、
公式ホームページの掲示板でも見る事が出来る。

お互いにの困り果てる状況がずっと発生したら...

これは、パーティーに参加しようとするユーザーも同じだ。

代打に入って来る様になるユーザーも、現在パーティーが何処の場所にいるかを確認出来るだけで、
どんなユーザー達がパーティーに属しているのかは分からないのだ。

パーティー員たちがいる狩り場だけ確認する事が出来る。

パーティー員たちが私にどんな役目を要求するのか？や、
パーティーを構成しているユーザーはどんな感じか等に対する情報も分からない。

また、ログインする様になれば、自動で自動代打マッチングが活性化される為、
パーティー状態の時にクリティカルエラーでゲームが強制終了して再接続した後、
受ける様になる自動代打マッチング成功メッセージを、
「強制終了以前のパーティーが送ったパーティー招待メッセージと勘違いして、
「受諾」を押す様になる場合も度々発生している。

ログインすれば自動で活性化される自動パーティーマッチング。

また、システムを悪用し、PK パーティーが自動代打でユーザーを召還した後、
召還されるユーザーを殺す場合が発生する可能性もある。

・インターフェースの不便さ

代打を求めるパーティー員と同じ感じの職業のユーザーだけマッチングされる為、
受動で代打を求めた以前より、不便さを感じる様になっている。

タンカーとヒーラーの役目をする職業は少しだけの制限だが、
ディーラーの役目は多くの職業が含まれているからだ。

これは一部分。リネージュ2 はとても多くの職業があるのはお察しの通り。

代打システムは申請者と同じ職業のユーザーだけマッチングされてしまう為、以前の様に、
同じ職業が代打が困難だった場合、2次的な代案として能力が近い他の職業の代打を
求める方法が出来なくなった。
これによって、柔軟性あるパーティーを構成する事が不可能になったのだ。

・パーティー員強制交替

代打ユーザーが求められれば、該当のユーザーはパーティーがいる狩り場に召還され、
同時に自動でパーティーに属する様になり、代打を申し込んだパーティー員は、
自動でパーティーから脱退する様になる。

この時、パーティー状態のユーザー達は、いつ代打ユーザーが召還されるのか分からないし、
代打を求めるユーザーがバッファーの場合、パーティーが解けるや否やバフが消える事もある。

もちろん、代打を求めるユーザーがバッファーなら、パーティーに入って来る様になるユーザーもバッファーだが、
召還に必要となるローディング時間と、急な移動により召還後直ちにバフを与えたり、
スキルを切れ目無く使う事が出来るかどうかは未知数だ。

また、モンスターが急に殺到する様になる時、パーティーリーダーがヒーラーやバッファーの場合、
パーティー員状態ウインドウにある自動入れ替えボタンを間違って押す様になってしまい、
パーティー員が自動で入れ替えされて、パーティーが全滅する事もある。

モンスターたちが殺到した時、自動入れ替えになったら全滅は瞬く間だ。

代打ユーザーが何時召還されるのか分からない状況に加えて、
代打ユーザーを求める間じっと待っていなければならなくなるとすれば、
多くのユーザー達は、忙しくて気が抜けても以前の受動的な方法を固守するでしょう。

●それに対する改善案は？

自動代打システムを新たに変えなければならないと言うより、
本来あったパーティーマッチングシステムとの連携を考えて見てはどうだろうか？

現在は、それぞれ別途のシステムになっているが、あえて二つを別に区分する必要は無い。

・両方に十分な情報提供！

代打を求めるパーティー状態のユーザー達は、代打が求められた時、
相手がどんなユーザーなのか分かる様に、召還前にユーザーの所属血盟と、
キャラクター名を確認しなければならない事は当然だ。

また、ここに現在パーティーで必要なユーザーをまともに手に入れる事が出来る様に、
簡単な要求事項も書く事が出来たらもっと良いのではないだろうか。

そして、パーティーに参加しようとするユーザーも、
自分が行っても良いパーティーなのかに対する情報が必要だ。

現在パーティーが何人で構成されているのか、そして、パーティーにいるユーザー達の職業と、
血盟に対する情報、パーティーリーダーが作成した代打ユーザーに願う要求事項に対して、
予め理解出来れば、パーティー状態になってから召還後に適応するまでの時間も大幅に減るでしょう。

ちなみに、自動代打システムで願われたこの情報は、
既にパーティーマッチシステムでは確認する事が出来る。

パーティーマッチウインドウではパーティーの構成人員に対する情報を確認出来る。

あえて自動代打システムに肉を付け加えるより、既に多くのユーザー達が使う
パーティーマッチシステムを改善する方が、もっと良い事があるのだ。

・自動入場システム改善！

パーティーマッチングには、自動入場という機能がある。
自動代打は職業まで合わせてマッチングされるが、
自動入場をすれば、自分のレベル台に当たる場所だけで入場となる。

しかし、あえて自動入場と自動代打を分ける必要があるのだろうか？

パーティー員を求める広告文を作成する時、更に詳細に選択出来る項目を追加して、
タンカーやヒーラー、ディーラー等でパーティーに必要なクラスを選択、
パーティーを求めるユーザー達の職業もクラスで縛って、自動入場機能を改善させれば良いでしょう。

本来のパーティーマッチシステムでもパーティー部屋に入場しても、
パーティーリーダーが招待しなかったり、ユーザーがパーティー招待を拒否すれば、
同じパーティーにならないから、相手に対して何も分からないままパーティーに参加させたり、
参加する事は無くなる。

そして、パーティーマッチウインドウで自動入場機能を On / Off 設定する事が出来れば、
接続するや否や受ける様になる自動パーティーマッチメッセージで、お互いに困る事は減るだろう。

自動入場ボタンが現在の自動パーティーマッチになったらどうか？

・パーティー員召還機能追加！

続いて、パーティー狩りを維持する為に、狩り場に代打ユーザーを召還する事までは良い。
しかしその次、パーティー員が強制に入れ替えされる部分は度を超えている。

今の様に、ユーザーが移動されるや否や 「お疲れさまでした。」 という別れの挨拶も交わせず、
今まで熱心に狩ったパーティー員は直ぐ脱退されて、新しいユーザーと狩りをする姿は、
薄情だと思うまである。

代打ユーザーの召還時間が分からない時に、思ったより早く代打が手に入り、
まだバフや活力が少し残った際には、代打ユーザーに 「今のバフまでやっていきます。」と、
了解を求めてもう少し狩って行く事も出来るのでは無いか。

これらは、パーティーマッチシステムに自動代打システムの召還機能を追加すれば、
パーティー部屋で一緒に話しながら召還時期を決める事も出来る。

今の様にモンスターが殺到している状況で、ボタンを誤ってクリックして代打ユーザーが召還され、
急なパーティー員入れ替えでパーティー全体が全滅する事も消えるのでは無いだろうか。

パーティーマッチシステムに召還機能が追加されたら！？

全ての事が自動化されて楽に見えても、いざシステムを使うユーザー達が不便さを感じたら、
それは絶対 「便利な自動化システム」 には成っていない。
まだ リネージュ2 ユーザー達には自動代打システムは疎い存在だ。

パーティーマッチシステムも、初めにはあまり使わなかった。
しかし、ますますアップデートで機能が改善して、便利だという事が分かる様になり、
パーティーマッチウインドウでパーティーを管理する様になった。

今の自動代打システムも疎いうえ、使用が不便極まりない。
しかし、これから楽に使える様に改善されれば、
大部分のユーザー達が当たり前の様に使う時代になるでしょう。