2011年1月19日
リネージュ3 民事訴訟 「ブルーホール責任ない」 判決 [ Lineage3 ] Tweet
所謂 「リネージュ 3 民事訴訟」 と呼ばれた裁判結果がひっくり返った。
19日、NCsoft が退社した 「リネージュ 3」 前開発者 11人と、
ブルーホールスタジオを相手に申し立てた 65億ウォン損害賠償請求
訴訟 2審で、一部無嫌疑判決が下ろされた。
1年前の 2010年 1月に開かれた 1審では、前 リネージュ 3 開発室長パクさんを含む核心開発者 4人と
ブルーホールスタジオに、NCsoft へ 20億ウォンを賠償しなさいという一部勝訴判決が出た事がある。
当時ブルーホールスタジオと核心開発者 4人は、判決を不服として抗訴し、今回 2審が進行された。
その結果、2審裁判府は一応ブルーホールスタジオと、前 NCsoft 開発者たちの手を上げてくれた。
2審裁判府が 1審判決の結果である 20億ウォンの損害賠償請求額を全て減免したのだ。
ただ、NCsoft が流出されたと主張する営業秘密は、全て廃棄処分しなさいという判決を下した。
今回の 2審判決は、NCsoft が民事訴訟を申し立てた理由に代入して見ると、意味を探す事が出来る。
当時 NCsoft は全職員を対象に流出された営業秘密の廃棄を、ブルーホールスタジオに対しては、
集団離職で取り消しとなった リネージュ3 プロジェクトに対する損害賠償を請求した。
1審法院では NCsoft の 「2種類の主張」 を全て受け入れたが、2審では営業秘密流出だけ認め、
NCsoft の損害は無嫌疑処分とした。
営業秘密流出の疑いは、検察が主導する刑事裁判 2審判決の結果を、民事裁判でも受け入れて認めた訳だ。
当時、民事訴訟による 1審判決は、集団離職で損害を被った NCsoft に対して、
離職者と離職したブルーホールスタジオに責任を問う初判例であり、ゲーム業界の注目を引いた。
しかし、2審でブルーホールスタジオには責任が無いと判決が出て、原点に帰る事になった。
今回の判決に対してブルーホールスタジオの関係者は、
「先に法院の賢明な判断にありがたく思う。そして TERA の商用化時点で良い判決が出て、
これからの成果が期待される」 と明らかにした。
一方、NCsoft 関係者は、
「営業秘密流出で NCsoft が損害を被ったという法院の判決内容を尊重する。
しかし、集団離職による損害が認められない点は残念だ。
判決文の伝達を受けてこれを検討した後、上告するでしょう」 と立場を伝えた。
●[参照] リネージュ 3 営業秘密流出関連事件日誌
2007年 2月 :
- NCsoft 、リネージュ3 営業秘密流出関連を警察に捜査依頼。
2008年 8月 :
- NCsoft 、リネージュ3 営業秘密流出関連で 65億ウォン損害賠償民事訴訟申し立て。
2008年 12月 :
- 検察、リネージュ3 営業秘密流出関連の前開発室長など起訴。
2009年 6月 :
- 形事裁判 1審判決、営業秘密流出は認定、使用行為は無嫌疑。
前 NCsoft 職員 5人に有罪宣告。営業秘密使用行為無嫌疑による検察抗訴。
2009年 12月 :
- 形事裁判 2審判決、1審で無罪を宣告を受けた被告人に対しても追加で有罪宣告。
2010年 1月 :
- 民事裁判 1審判決、被告たちに対する営業秘密侵害禁止、及び、NCsoft 前職員 4人と、
離職したブルーホールスタジオに対して 20億ウォンの損害賠償宣告。
ブルーホールスタジオと NCsoft 前職員は抗訴。
2011年 1月 :
- 民事裁判 2審判決、流出された営業秘密廃棄命令、NCsoft の損害に対しては無嫌疑宣告。
投稿者 (む) : 2011年1月19日 20:00
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コメント
アメリカではふんだくられて、自国ではふんだくりそこねたわけかw
このリネージュ3がTERAのことだっけ?
リネージュ3作ってた人達が集団離職して、
違う会社いってリネ3を真似てTERAを作ったのかな~?
>>3
おぃおぃ非道い裏切りだな
仁義がない
>>4
おまえな今までの経緯を何もしらんのだな。
>>3は少し調べてからコメントしろよw
ごめんwww>>4と間違ったサーセンwww
ことの経緯はいろいろあるが、これが無罪にでもなったらそれこそ大問題
大手パブリッシャでノウハウ作って会社を辞めて他企業へ売り込むのが合法になっちゃうゼ
何言ってるの?それまでのリネ2成功とNC支えて来た中心メンバーの言うこときかずに
採算のとれそうもない(実際取れなかった)タブラサラの莫大な開発費用を延々と
リネ2の売り上げから回し続けたNC社長にブチギレるのも当然だろうに
そんな理不尽かつ人手不足な状況で大変なリネ3開発とかどうやってしろと?
心情はよくよく理解できるけど、それじゃ企業が成り立たないっしょ
だね~
自分が社長で社員にこんなことされた時を
考えたら分かるよ^^
目をつぶれる額じゃないしね…
社長が糞で某国産MMOのようなことになっても我慢しろってことですね
黒字部門 赤字部門 経理 営業 開発 物流 etc・・
ぜんぶひっくるめて企業だろ。俺ら黒字部門だけで会社やるわーとか言って
開発技術持ち出したらそりゃ犯罪だわな
>>9
開発で会社に貢献する方を選んだならそれ以外の事に口だすもんじゃない。
口出しするならマネジメントなどの立場を選択してくるべきだった。
開発技術持ち出し云々言ってるが記事内容よく読もうぜ
裁判でも営業秘密に関しての破棄は覆ってないよ
技術流用してたらTERA解析すればすぐ分かるだろうに
今回のはリネ3中止による損害賠償は問えないって事
当たり前だろ、コレ通ったらどんなに不利な条件でも一旦開発で入ったら
そこで働き続けなければならなくなるんだがそれ分かって言ってるのか?
そこは労使の法律次第じゃないかしら
韓国でどうなってるか知らないけどw
団結権は労働者の基本的な権利だけど、
それを乱用してプロジェクトチームが足並み揃えて会社辞めて
プロジェクトに穴開けて会社に損害与えたら、
それもまた他の社員の権利の侵害になるじゃない
仮にCEOがアホだったとしても、それが会社に損害与えていい理由になったら
他の社員の人達はどうなっちゃうの
社長に人望がなかっただけだトップの器じゃねぇのよ裏切られるとかw
会社に損害与えてるのは趣味みたいなMMOをギャリ夫に作らせてた社長の方だろう?
まだ序盤だったリネ3開発とサービスまで行ってコケたタブララサと損害でいったら
比べ物にならない、普通ならゴーを出した社長は解任ものだがそこは不問で元室長には
賠償責任をというのがNCの体質、そんな会社怖すぎるよ
http://mutukina.net/archives/2010/07/30235958.html
その後もこんなことしでかして被害を増してるね、真っ当な会社とはとても言い難いのが
よくわかる。
相手が悪いから犯罪を犯してもしても構わないって理屈でしょそれじゃw
わからん奴らが多いが自分が
人望があって糞でないと
思い込んでいるから社長などやれるんだよw
まあ何も役に立たん糞社員ほど会社の悪口ばかり言うがなw
NCSOFTぐらいでかい会社で社長の人望がどうのなんてナンセンスでしょ
創業者一族のファミリー経営とかならまだしも
逆に言えばどれだけ社長に人望があろうが賢明な社長であろうが
上場企業の社長の決裁なんて恐ろしく制限されてる
社長が大株主じゃないんだから「社長 VS 社員」の構図で考えること自体的外れ
ってことはあれか
幹部が今オバロを好んで使ってるからオバロが鬼強化されてると
いった都市伝説もガセなのか
労働条件に納得いかないから会社辞めたら犯罪とかどこの独裁国家だよ
それで会社移ったりしてる人世間に山ほどいるんだがw
>>8
それ、少なくとも日本じゃ普通だから。
大声でやるとやばいだけ。
今でこそ大手だが当時のNCなんてまだまだ出来立てみたいなもんだからなぁ
特に3Dに関しては元リネ2チームがノウハウ作り上げて現NCはそれで食ってるから逆
大声でやるとやばいことをしちゃったんですねw
>>23
辞めること自体にNCは何も言ってないようですよ
ただ会社に損害を与えたから賠償せよ、という主張です
どちらも引かないでしょうしこの裁判の行方は興味深いですね
>>23
韓国は知らんが、
日本やアメリカだと雇用契約の内容によっては、簡単には辞めれない場合もある
私情だけで契約を破棄すれば、それなりのペナルティー受けるのは当たり前
>2審裁判府が 1審判決の結果である 20億ウォンの損害賠償請求額を全て減免したのだ。
>ただ、NCsoft が流出されたと主張する営業秘密は、全て廃棄処分しなさいという判決を下した。
まあ現実はこういうことだ、妥当な裁定だと思うがね
NCも上告する方針だからいくとこまでいくんだろうなぁ
おかげでBlade&Soulが産まれたんだから怪我の巧妙だったんじゃねw
まー喧嘩両成敗!・・・
とはいかないか・・・・w
単なる雇用側の不手際だと思うがな
ゲーム開発はクリエイターありきの世界
それを踏まえず損害を出すきっかけを作ったのは雇用側も同じ
一方的に損害の責任を押し付けるような主張は、俺は傲慢過ぎると思うな
現に開発者に突っ込まれるほど酷いマネジメントしか出来ていなかったのだから、
そこは認めないとダメだろうよ
数多のゲーム開発企業があれど、余程の事がなければこんな事にはならないよ
NCJがどうだかしらないが、ゲーム開発経験者という立場から言わせてもらえば、
開発経験の下積みがない、営業上がりなだけの人間には上に立って欲しくないな
出来上がったもの(著作物)の所有権こそ企業にあれど、「想像力」や「表現力」といったものは
会社で養うものじゃなく、生活や趣味、人との会話や自然との触れ合いの中で培われるクリエイター個人の財産
そこを評価して意見を参考にする基盤のないゲーム会社は何らかの形で傾く
実務の立場や不満を理解する感覚が養われないまま上に立った人間はこれがわからないから、
こういうトラブルがしばしば起きるのだと思われる
別に韓国に限らず日本でも米国でもよく聞く話だがな
独立成功も失敗もどちらも聞くぞ
訴訟まで行くのはホンの一部だけども、訴訟された連中は中核事業だったという事だな