NCsoft は、コロナウイルスが蔓延した後、全職員に相当期間の有給休暇を与え、
有給休暇体制が終わった後も、職員の半分を出勤させて、残りの半分は、
在宅勤務をするという 「2交代勤務」 を続けて来た。

これを通じて NCsoft は 「職員の安全を優先する企業」 として脚光を浴びたが、
開発進捗度の下降が限界に達すると、苛立ちを隠せなくなった開発リーダーたちが、
「週 4日制だが、開発日程の延期は無い 」 として、「特別勤務」 を促す様になったと見られる。

8日、業界によれば、NCsoft の 「ブレイドアンドソウル 2」 開発チームは、
今週から週 52時間の勤務体制に突入した事がわかった。

「ブレイドアンドソウル 2」 は、NCsoft が 2012年にお披露目した、
PC MMORPG 「ブレイドアンドソウル」の後続作概念であり、
モバイル プラットホームにて、開発が進行されている。

「ブレイドアンドソウル2」 は、同じモバイル プラットフォームの
「アイオン 2」 や 「リネージュ 2M」 を引き継ぐ、NCsoft 次期作の中の 1つだ。

「ブレイドアンドソウル 2」 チームと 「アイオン 2」 チームは、
どちらも 2020年内サービス開始を希望しているが、この 2つのゲームは、
開発進捗度と完成度の高い方のゲームが、2021年にサービスを開始して、
競争で負けたゲームは、2023年までサービスが延期されるか、
プロジェクト自体中断される可能性が高いという話が出ている。

開発競争に勝利して、先立ってゲームをお披露目し、興行に成功すれば、
リネージュM や リネージュ 2M の様な億単位の年間売上高を期待できるが、
滞れば 3年余りリリースの約束も無く、後続開発を続けなければならない。

「ブレイドアンドソウル 2」 チーム以外にも、
「ブレイドアンドソウル S」 や 「リネージュ 2M」 開発チームも、
同チームと類似する勤務体制に突入している事がわかった。

「ブレイドアンドソウル S」も、
原作 「ブレイドアンドソウル」 の IP（知識財産権）を基盤にして製作している、
モバイル プラットフォームの新作だ。

ブレイドアンドソウル S は、シリーズ外伝の概念を持つゲームだが、
「ブレイドアンドソウル 2」，「ブレイドアンドソウル M」 と共に、
ブレイドアンドソウル ブランドの次期作の席を巡り、開発競争を繰り広げて来た。

なお、「ブレイドアンドソウル」 IP を活用したゲーム 3作品中、
「ブレイドアンドソウル 2」 は、韓国市場でサービスを開始して、
「ブレイドアンドソウル S」 は、海外市場でサービスを開始すると過去伝えられた事がある。

競争に負けた 「ブレイドアンドソウル M」 は、開発を中断して、
チームは解体されたという。

「ブレイドアンドソウル S」 は、
海外市場のみで勝負しなければならないという切迫した状況なのに、
新型コロナウイルスの余波で、リリース計画を定める事ができない。
いつでもサービスできる様に、作業密度を高めなければならない状況だという。

既に NCsoft の稼ぎ柱となっている 「リネージュ 2M」 も、
集中勤務体系を続けている事が伝えられている。

これは NCsoft 全体売上中、最大のパーセンテージを占めるこのゲームが、
絶えずアップデートを続けて、コンテンツを補強しなければならない為だ。

これら全ての開発チームは、週 4日勤務体系を続けながらも、
土曜日に出勤する特別勤務手当てを受けて、勤務を選択する事が多いと伝えられた。

核心開発チームが集中勤務に突入するしか無くなったのは、
NCsoft が去る 2月中旬以後、職員に有給休暇を与えたり、
2交代勤務体制を稼動させて、開発進捗度が低下した為だ。

在宅勤務体制も稼動させる方法もあったが、キム・テクジン代表は、
職員たちが仮想ネットワークを通じて働く事を許容しなかった。

家から接続した者が、開発コードやグラフィックなどの開発資産を、
外部に流出させるという可能性がある為だ。

過去、「リネージュ 3」 開発リソースが流出した事があった。
この件でキム・テクジン代表が困難を経験したという事も、
この様な決定の背景にあるとされている。

NCsoft は、新型コロナウイルスが蔓延した後、
職員たちの保護に努力した事は明らかという評価だ。
しかし、現実的な理由で、開発日程の管理には余裕が無く、
一部開発チームたちは、「週 4日制集中勤務」 体制に切り替えるしか無かった。

ネクソンなどの他企業は、去る 6日から正常勤務体制に切り替えている。
現在メジャーなゲーム会社中、在宅勤務を続けている会社は、ネットマーブル位だ。

NCsoft 開発者たちは、社内ネットワーク サービスを通じて、
「理解出来ない事では無いが、週 4日制を施行すると外部に伝えておきながら、
　開発日程を延長するのはダメだと督励するのは矛盾している」 と指摘している。

これらの件に関して、NCsoft 関係者は、
「コロナウイルス蔓延が長期化されている状況で、
　防疫と職員保護という 1次目標と、企業の持続性が調和を成す方案を模索中だ。
　循環在宅勤務に続き、週 4日分散勤務制を試みて、現在の状況に合う働く方式を
　探している過程にある」 と回答した。