2019年2月15日
NCsoft、2018年 営業利益 6149億ウォン...史上最大 [ 情報・ニュース等 ] Tweet
NCsoft が 「Lineage M」 の興行を土台に、創立以来最大の営業利益を記録した。
これは Lineage M の台湾サービス開始によるロイヤルティ増加により、
実績が導かれた主要背景だと考えられる。
2019年、NCsoft は既存人気作品のアップデートと共に、海外進出、
多様なジャンルの PC、及び、モバイルゲームの新作を出して、成長を試みる。
去年に引き続き、今年も大きな成長に成功するか、注目されている。
12日、NCsoft によれば、2018年の年間売上は 1兆 7,151億ウォン、
営業利益 6,149億ウォン、当期純益 4,215億ウォンを記録した。
これは、前年同期と比べた時、対比売上と当期純益は小幅下落したが、
営業利益は 5% ほど増加した成績だ。
この営業利益について、NCsoft は創立以来最大の成績だと説明した。
年間売上を地域別で見てみると、次の通りだ。
= 韓国 : 1兆 2,334億ウォン
= 北米 / ヨーロッパ : 1,283億ウォン
= 日本 352億ウォン
= 台湾 367億ウォン
製品別で見てみると、次の通りだ。
= リネージュM などのモバイルゲーム : 9,133億ウォン
= Lineage1 : 1,497億ウォン
= Lineage2 : 639億ウォン
= アイオン : 634億ウォン
= ブレイドアンドソウル : 1,196億ウォン
= ギルドウォーズ2 : 802億ウォン
営業利益が増加したのは、Lineage M が韓国と台湾で同時興行を行った影響だ。
特に、ロイヤルティ売上は Lineage M の台湾興行と、ブレイドアンドソウル IP の新作、
「ブレイドアンドソウル レボリューション」 のサービス開始によって、
前年対比 39% 増加した 2,816億ウォンを超えた。
Lineage M は、去る 2017年 6月に韓国サービス開始に続き、
同年 12月、台湾でサービスが開始された PCMMO リネージュ IP 基盤となる、
モバイル MMORPG ジャンルだ。
このゲームは、韓国と台湾の Google Play 売上 1位の席を長い間維持しながら、
リネージュ IP パワーを立証した作品となっている。
Lineage M 興行のお陰で、NCsoft のモバイルゲーム売上は 9,133億ウォンを記録した。
ただ、全体売上の比重を見れば、前年対比 57% から 53% に減少している。
Lineage M の売上が下向きになって安定化したのと、PCMMO アイオン の売上が、
前年対比で売上 35% 上昇したのが、一部影響を及ぼしたものだと見られる。
NCsoft は今年、Lineage M などの既存人気作品アップデートと、
新作のサービス開始により、実績の改善を試みる計画だ。
まず、1分期に Lineage M の韓国・台湾地域アップデートで、売上反騰を試みる。
韓国アップデートの詳細内容は、
来る 22日に予定されたメディア懇談会を通じて公開される予定だ。
引き続き、「Lineage 2M」 と 「ブレイドアンドソウル2」,「アイオン2」 など、
IP 基盤の新作を順にお披露目する計画があると思われる。
「Lineage 2M」 など、モバイルゲーム新作たちのサービス開始は、まだ未定だ。
当初、NCsoft は Lineage 2M を上半期にサービスする予定で目標を準備していたが、
現状サービス開始の関連消息は伝えられていない。
ただ、「Lineage リマスター」 は、2次テストを進行中であり、
早いうちにサービス開始の関連消息が伝えられる見込みだ。
「Lineage リマスター」 は、
サービス 20周年となった リネージュ1 のグラフィック、及び、UI の改編、
自動狩り機能などが追加された Lineage1 のリメイク バージョンとなる。
このバージョンは、ゲームストリーミングサービス Yeti を活用して、
PCとモバイルを連動させて、遊ぶ事ができるという。
NCsoft 最高財務責任者(CFO)は、
この日の 4分期、及び、年間実績決算カンファレンスコールにて、
「Lineage M は、モバイルゲーム サイクルの無限の拡張性を立証した。
今年は Lineage 2M を先頭に置き、ブレイドアンドソウル2,アイオン2 などを、
真なるモバイル MMORPG ジャンルとしておける様に、お披露目するつもりだ。」 と語った。
引き継いで、
「Lineage M の売上を、最大限維持しようと努力している。
今年は Lineage M など、サービス作品の売上維持と反騰、新作のサービス開始で、
追加成長などを試みる計画だ。
Lineage M の場合、海外地域に追加でお披露目もする。
差別化された開発力で、会社が長続き成長できる様に努力する」 と付け加えた。
●「Lineage 2M は開発日程を消化、サービス開始は未定」
NCsoft 最高財務責任者(CFO)は 12日、
4分期、及び、年間実績決算カンファレンスコールにおいて、
「新作を正確に何時サービスするかは、話す事ができる状況では無い。
ただ、これは開発の引き延ばしという訳でも無い」 と語った。
引き継いで、
「Lineage 2M など、一部新作は開発の仕上げ段階だ。
ただ、どのゲームを、いつサービスするか、市場状況などを見ている状態であり、
今年中に出して、大作のサービスを開始するという事は明らかだ」 と強調した。
この様に、上半期にサービス開始を目標にしていた Lineage 2M のサービス計画には、
曖昧な立場を伝えた。
CFOは、
「Lineage 2M の開発スケジュールは、予定通り進行されている。
いつサービス開始するかを悩み中だ。これは追加で公開する機会を設ける。
既存に伝えたスケジュールは、事前の予測であり、最終的な結果物と市場状況を見て、
どのゲームを先にお披露目するかを悩んでいる段階だと理解してくれ」 と伝えた。
●「Lineage リマスター」は完成遠くない
Lineage リマスターについて、CFO は、
「Lineage リマスターは、1次テストを補完する 2次テストを進行中だ。
反応をハッキリと明らかにする内容は無いが、1次より 2次の方が反応は良いと
判断している。
20年以上運営・開発して来たゲームをリマスターするので、
評価は分かれると思っていて、チューニング作業を持続的に進行している。
ただ、完成は遠くない」 と語った。
「Lineage リマスター」 は、PC MMORPG 「Lineage」 の、
グラフィック、及び、UI 改編、自動狩り機能などを追加した作品だ。
NCsoft は 1分期サービス開始を目標にしており、現在 2次テストを進行している。
●ネクソンの引受は全く検討していない
CFO はネクソン引受の推進可否を問う質問に対して、
「全く検討していない」 と語った。
ネクソンは今年初め、株式を売却するという報道が流れていた。
NCsoft とネクソンは、2012年から 2015年にかけて、
経営権をかけたし烈な攻防戦が展開された事がある。
投稿者 (む) : 2019年2月15日 17:24
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コメント
日本の売上は2017年に比べてウォンベースで20%近く下がったのか。
2016年から見てみると、494億ウォン->433億ウォン->352億ウォンと落ち込みが加速してるな。
それぞれの為替レートの影響もあるかもしれないけど、こんだけ日本の寄与率が下がってるとテコ入れするか放り出すか・・めんどくさいから放り出すほうかなw
製品別でみてもリネージュ2は771億->658億->639億は右肩下がりだしなあ。。。
日本市場からの撤退もあり得る状況に有る訳ですしね
L2単体での利益寄与率も下がっている以上、より課金への圧力も増すでしょうし
L2Mの開発をしているとする以上、安易には本家を手放せないのでしょうけど・・・