リネージュM が歴代最大の興行成績を記録したと伝えられた事により、
NCsoft の実績も右肩上がりの上昇勢を見せる見込みだ。
これは リネージュM の売上が 100％ 反映される 3分期からになる。

一方、リネージュM が長期の興行軌道に乗る為には、
解決しなければならない課題も残っている状態だ。

プレイヤーたちの期待が大きい個人取引所の活性化と、
アカウントハッキングなどのプレイヤー被害防止が、その課題となっている。
この様な課題は、リネージュM の長期興行に影響を及ぼす事と予想されている。

●リネージュM 初月売上 3000億ウォン超えた？

21日、NCsoft の代表興行作モバイル MMORPG リネージュM は、
サービス開始から初月を迎えた。

先月の 21日 0時、Google と Apple 両大マーケットでサービスを開始した リネージュM
は、
PC ゲーム リネージュの IP を活用した新作であり、原作固有のコンテンツを、
モバイル機器に最適化しているのが特徴だ。

このゲームは、サービス開始初日から、幾多のリネージュ ファンの注目を集めて、
韓国内における最大 1日売上記録を更新している。

NCsoft 側によれば、リネージュM のサービス開始初日の売上は、107億ウォンだった。
その後、サービス開始 10日後には、1日の売上 130億ウォンを突破、韓国内新記録を更新した。

今月の平均売上は 90億ウォンであり、ダウンロード数は今月初めに 700万件に到達している。
現在のダウンロード数は、20日に 1000万件を突破した状態だ。

リネージュM の初月売上は公開されなかったが、1日の平均売上と順位を考えれば、
約 2500億 ～ 3000億ウォンの間になっていると推定されている。
1日平均 90億ウォンに 30日を掛ければ、2700億ウォン水準という訳だ。

これは、以前新記録を保有したリネージュ2 レボリューションの、
初月売上 2060億ウォンを飛び越える成績だ。

業界の間では、リネージュM のサービス開始初月売上規模は、
3000億ウォンをふらりと飛び越えているだろうと推測している。

去る 5日、取引所機能を取り入れた リネージュM の大人用バージョン（青少年利用不可）と、
子供用バージョン（12歳以上）が、それぞれGoogle 売上 1位と 2 ～ 3位に上がっただけに、
1日の平均売上も確実に上がった筈だという予想からだ。

もし、この予想が事実だった場合、リネージュM は原作リネージュ1 の売上規模と並ぶ様になる。
NCsoft は去年の全体売上 9800億ウォン中、リネージュ1 だけで売上 3755億ウォンを達成するほど、
リネージュ1 の売上比率が大きいからだ。

●NCsoft、3分期は最大分期売上になる見込み

リネージュM の興行が成功しただけに、NCsoft の実績改善も、
肯定的な影響を及ぼすだろうという見込みも出ている。

リネージュM の売上成績など、詳細数値は 2分期のカンファレンスコールや、
3分期の実績発表時に公開されると思われるが、証券業界では NCsoft は リネージュM の興行で、
最大実績を果たす様になるだろうと予測している。

複数の証券専門家は、NCsoft の 3分期売上は、前年同期対比で約 2倍の水準となる、
5000億ウォンを果たすだろうと見込んだ。
このままいけば、NCsoft の今年度売上は 1兆 5000億ウォンまで達成する予測であり、
設立後、初めて売上 1兆ウォンクラスに入るという期待感が造成されている。

業界の一専門家は、
「NCsoft の 2分期は、リネージュM の売上が一部だけ反映される。
　むしろマーケティング費用増加などで、2分期の数字はそこまで高くないだろう。
　リネージュM の売上が完全に反映される 3分期からは、
　NCsoft は今年最大の分期実績を記録すると思われる」 とコメントした。

●リネージュM、長期興行の為の課題は？

もちろん、残った課題もある。
今後のアップデートと、利用者離脱の火種となるアカウント保護問題の解決だ。

一番注目を集めているのは、今後追加される個人取引システムの活性化だ。
このシステムは、一種の統合取引所である市場と共に、ゲーム内の経済を担当する、
重要な要素になる見込みになっている。

利用者間個人取引は、サービス開始前の映像を通じて公開されたが、
正式サーバーには適用されていなかった。

この機能は早ければ今月末、遅くても来月には追加される様に見える。

代理課金詐欺や、アカウント盗用など、ゲーム業界が共通的に経験している問題も、
弛まず解決しなければならない。

NCsoft 側は、モバイル 2次認証などの対応策を用意して施行したが、
モバイル市場は素早く変化するだけに、常に注意を傾けなければならないだろう。

多数のアカウントを活用して、機械的に狩りをする BOT（RMT 目的）と、
自動でスキルを使ったり、体力回復薬を購入して狩りを繰り返すマクロなど、
否定的な問題に対しても、解決しなければならない。

現在、NCsoft 側はこれに対する制裁を本格化しているが、
今後も引き続きモニタリングが必要だという指摘を受けている。

NCsoft 関係者は、
「リネージュM の売上より、ゲームの完成度や実績により、
　プレイヤーたちが面白くゲームを楽しめる環境を造成する事に、現在集中している状態だ」 と、コメントした。

引き継いで、
「利用者が健全に、被害無くゲームを楽しめる様に、アカウント保護と便宜性の改善に対しても、努力している。
　現在、プレイヤーたちが不便を経験している問題は認識しているので、早いうちに改善する予定だ」 と、強調した。