2016年8月 1日
攻城戦を完璧に再現!「リネージュ2:血盟」 開発副社長インタビュー [ モバイル関連 ] Tweet
「リネージュ2」 を基盤とするモバイルゲーム 「リネージュ2:血盟」 が、
ChinaJoy 2016 にて初めて姿を現した。
中国のゲーム会社スネイルゲームスが開発を引き受けており、その結果物が
いよいよ大衆に公開されたのだ。
決して小さくない IP を、モバイル MMORPG として作る様になったキッカケと、
その過程を知りたかった。丁度 ChinaJoy 会場にいたスネイルゲームスの
副社長に出会えた為、蒸し暑い気候の中、簡単な挨拶と共にインタビューを行った。
(inven)
Q.多様な IP の中で、敢えて NCsoft のリネージュ2を選んだ理由は何だったのですか?
A.理由は 3種類だ。
1つ目は、リネージュ2が 2000年に中国でサービスを開始した後、
多くのユーザーを保有していた事。
2つ目は、リネージュ2 のサービスが終了した後、多くの中国ユーザー達が、
終了を惜しむ声を出した事。モバイルでそんな心残りを無くしたかった。
最後に、モバイルゲームが主流となった今、会社もハードコアな作品を用いて、
モバイルゲームで開発したいと思ったので、リネージュ2 を選択した。
NCsoft も当社の開発実力を信じてくれた為、IP を申し出た時、快く承諾してくれた。
去年辺りからモバイル MMORPG の時代が来たので、
リネージュ2 に対して機会を持って発表を行った。
NCsoft も、中国でのクオリティーやブランド力が良くなってきており、
中国人々も NCsoft に対してネームバリューが高くなっている。
スネイルゲームスの立場でも、リネージュ2 を開発しながら、
スネイルの開発実力を一層向上したり、誇示する事ができる機会だと思った。
Q.中国ユーザー達の、リネージュ2 に対する印象はどうなのですか?
また、中国リネージュ2 PC バージョンと接していた時の市場条件と、
今の中国モバイル市場条件に差はあるのですか?
A.リネージュ2 PC バージョンは、中国では派手なグラフィックと、完全な攻城戦や血盟戦、
そして、様々なクラスがあるという、完璧な構図を揃えていたと認識されている。
リネージュ2 PC バージョンがローンチした当時、共に競争していた作品は 「World of Warcraft」 だけだった。
中国では深い印象を残したと言える。
当時、リネージュ2 PC バージョンがローンチする時は 2D ゲームが多かったが、
3D ゲームが入って来ながら、中国内に破格的な影響を及ぼした。
自由度も高く、グラフィックも良い。ユーザー体験の良いゲームは珍しかった。
リネージュ2 PC バージョンがローンチした当時、オンライン市場はプレイするユーザー自体が少なかった。
現在のモバイル市場は、カジュアルゲームよりもハードコアゲームが多い。
今のモバイルはある程度成熟された市場であり、操作難易度も益々難しくなっているし、
クオリティーも高くなった。私たちもトレンドに付いて行く為に努力中だ。
Q.原作リネージュ2 PC バージョンは MMORPG でした。
PC バージョンをモバイルに移す時、一番気を使った点は何ですか?
A.4つの考慮事項があった。
1つ目は、グラフィックを完璧に再現するという事。
2つ目は、リネージュ2 の核心コンテンツである血盟戦や攻城戦の再現だった。
3つ目は、リネージュ2 の PC バージョンは操作が難しくなる事が認識されていたが、
これをモバイルに特化して、不便さが無い様に多くの努力を傾けた。
4つ目は、オリジナルバージョンの印象を生かし、そっくりそのまま伝達する為に努力した。
Q.「リネージュ2:血盟」 が現在準備しているマーケティングの計画は?
また、「リネージュ2:血盟」 が App Store 公式ローンチとなりましたが、
これに対してどんな準備をしたのですか?
A.今日(インタビュー時)は App Store ローンチ発表会だ。
これに対して、Apple とのコミュニケーションが活発に進行されている。
また、一ヶ月後には Android もローンチを行う予定だ。
両大マーケットでローンチした後、マーケティングも進行するつもりでいる。
現在のマーケティング計画は、各種イベントを含め、地下鉄などオフライン屋外広告と共に、
オンラインでの広告を進行する予定だ。映像広告も撮影中であり、モデルも選択している。
「リネージュ2:血盟」 は、私たちの立場で今年最大の広報ゲームであるので、
予算もたくさん使用する予定だ。
広報における一番の核心コンテンツは、血盟戦と攻城戦だ。
サブコンテンツとして広報するのは、多くのキャラクターとクラス、
原作をそのまま具現化したストーリーラインを予定している。
Q.世界市場では、中国モバイル MMORPG が力を付けてきている。
理由は何だと思いますか?
A.中国ではモバイル MMORPG コンテンツの研究開発をして来たし、
中国ユーザー達は、こんなゲームに親しみを持ったからだと思う。
この様な努力の為、海外でも人気が出てきているのでは無いだろうか。
中国ゲームは MMORPG に偏っており、カジュアルでは足りない部分があるが、
海外ではカジュアルが強気であり、中国は遅れている。
中国だけではなく、韓国も MMORPG では多くの経験を積んでいると思う。
Q.以後も韓国 IP を活用したモバイルゲーム開発計画はありますか?
A.まだ準備段階だが、もう私たちは韓国に多くのゲームをパブリッシングしているし、
韓国と多くのコミュニケーションを行っている。
韓国の IP を使ってゲームを開発したくはあるが、現在はゲームを多く開発するのでは無く、
各ゲームのエリート化を狙っている状態だ。
「リネージュ2:血盟」 以後も、多くの韓国 IP を使う予定はある。
Q.グラフィックがとても良い。各機器別の最適化問題は、どんな風に解決しましたか?
A.Android は機種が多い為、最適化は大変なのは事実であり、私たちも研究して開発中だ。
研究結果を土台に向上する段階の為、全ての機種に対応するのは難しい。
その代わり、PC でスマートフォンアプリを遊べる作業を進行中だ。
Q.「リネージュ2:血盟」 の海外ローンチ計画は?あるとしたらいつ頃ですか?
A.それに対しては NCsoft の方と協議中だ。NCsoft の決定に任せるでしょう。
●「リネージュ2:血盟」 実機映像
(inven)
投稿者 (む) : 2016年8月 1日 11:44
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コメント
あ これもうPC版本格的に終わるね
グラフィックはともかくとして操作性は悪そうだし
チャットにも無理が多すぎる
まあ対人メインだろうから気にしなくても良いんだろうけど
かなりイイ出来に見えるのは俺の気のせいだろうか。。
まぁでもどこが運営するかだよね。
パズドラみたいな課金のさせかたが出来れば期待できる。
俺もすごい良く見えるわ
対人的にもこっちのほうが圧倒的に面白そう
クリックポチポチゲ-がつまらないといわれてきた処をうまく解消してきたな
まあマウスポチポチが画面ポチポチに変わっただけなんすけどね
開発元は中国だけど、まあそろそろMMOの開発は中国主導に
なりつつあるしな~
意地でもNCのゲームはもうやらない
また、すぐ重課金ゲームになるんだろうねwもうお金ないので、付き合えれませんw