2015年9月 5日
NCsoft、MMORPG「ワイルドスター」部分有料化 断行 [ Guild Wars 2 , ワイルドスター ] Tweet
最近 NCsoft の歩みが普通では無い状況だ。この様な歩みの背景には、
NCwest が最近赤字を記録した事に対する危機意識が反映された結果と
考えられる。
NCsoft は、去る 8月 28日、アメリカ シアトルで開かれた PAX にて、
「ギルドウォーズ2」の新規拡張パックを公開して、同時に無料にて
遊ぶ事が出来るバージョンの追加を発表した。
「ギルドウォーズ2」の無料バージョンは基本的なプレイが可能だが、
囁き機能とワールド PvP 機能等、一部コンテンツが制限される。
また、部分有料化を断行するゲームは「ギルドウォーズ2」だけでは無い。
北米地域でサービスしている「ワイルドスター」もまた、29日から
ゲームサービスを部分有料化に変更すると発表した。
ただ、ワイルドスターはギルドウォーズ2 の様に、コンテンツの制限は
かけない予定であり、既存加入者にはそれなりの補償が提供される。
(inven)
「ワイルドスター」は 2014年 6月から北米でサービスを実施したオンライン SF MMORPGで、
公開当時には北米スタイルのグラフィックと各種コンテンツを強調する等して、
NCsoft 北米サービスを牽引してくれる有望株という期待を受けたが、
去る 7月に公開された 2分期実績発表では、2015年 2分期売上は 21億ウォンと言う、
低調な売上を記録していた。
これは、NCsoft の北米サービスゲーム「ギルドウォーズ 2」の 2分期売上に当たる、
225億の 1/10 であり、期待以下の低調な成績が、部分有料化の原因になったと考えられる。
一方、「ワイルドスター」の部分有料化と共に「ギルドウォーズ 2」も、
既存のパッケージ購入方式ではこれ以上の新規ユーザー流入が低調になると見られており、
部分有料化サービスを開始して、多くのユーザー流入を計っていると考えられる。
投稿者 (む) : 2015年9月 5日 18:00