過去 「リネージュ2」，「アイオン」，「ブレイドアンドソウル」 等、
NCsoft が変化を模索する時期には、毎度大作 MMORPG が会社の成功を導いて来た。

モバイル時代の対応が遅れたという評価が無い訳では無いが、
相変わらず NCsoft はオンラインゲーム開発と DNA を維持して、会社を支えている。

多くの会社がオンラインゲーム開発の比重を減らしたり、事業を縮小して来たが、
NCsoft は韓国代表ゲーム企業として、根強く口には出さず、静かにゲームを開発して来た。
それだけに、十分な準備と焼き直しを進行して来たと考えられる。

去年の Gstar において、NCsoft のキム・テクジン代表は、今後の NCsoft のゲームは、
「モバイルと同時プレイが可能になる様に開発する」 と発表した事がある。
リネージュエターナルも制限されたバージョンだが、モバイルで駆動する姿を確認する事が出来た。

リネージュエターナルの発売開始によって、NCsoft が急変するモバイル市場に対して、
トレンド変化を誘導する可能性もある。

現在、多くのモバイルゲームは 「Unity」、或いは、
「Unreal Engine」 という、制限されたソースのグラフィックが表現しているが、
NCsoft はオンラインゲームの開発ノウハウを土台にして、
アップグレードされたモバイルゲームを開発して行くと考えられる。

更に、ここにネットマーブルゲームスとの協業を通じて、NCsoft の技術力と、
ネットマーブルゲームスのモバイル ノウハウは、新しいシナジー効果を出すと見込まれている。

ゲームのシステムも、市場変化を主導する。
リネージュエターナルのドラッグ スキル システムは、初期の様な形態では無くなったが、
オンラインゲーム技術発展に大きな役目をする様に見える。

去年 Gstar でユーザー達が体験してみたドラッグ スキルは、
マウスにドラッグしながらスキルを使うシステムであり、既存は存在しなかった形態だ。

願う場所で自由に使う事が出来て、ユーザー達が体感する楽しさは大きくなると思われる。

まだ FGT のコンテンツ内容が公開された訳では無いが、
去年の Gstar では 30 レベル地域までマップが存在する事が確認されていただけに、
とても多くの分量コンテンツが用意されている可能性がある。

リネージュの世界観を受け継ぐだけに、こなれた地域名がそのまま登場して、
オールドファンにも新しい感じでプレイする事が出来るでしょう。

果たしてリネージュエターナルが、NCsoft の新しい跳躍に、どんな役目が出来るのか、
今回の FGT 以後に公開されるゲームの姿と内容に、市場の関心が集中されている。