2014年4月17日
韓国 2歳息子餓死事件、警察捜査内容は複合的要因。メディアは一斉に「ゲーム中毒」報道 [ 情報・ニュース等 ] Tweet
ゲームにはまった 20代の父親が、2歳の息子を殺害した後、ゴミ袋に
遺棄する事件が発生した問題で、警察は多くの問題が複合的に
作用したという捜査結果を発表したにも関わらず、大多数のメディアは
「ゲーム中毒」によって犯行が発生したと報道し、論議が起こっている。
(inven)
容疑者である父親(22)は、3月 7日 28ヶ月の息子が迷惑を掛けたという理由で、
胸などを殴り、鼻と口を塞いで殺す様にした。
そして、息子の遺体を数週間の間自宅に放置した後、
ゴミ袋に包んでバッグに入れ、離れたゴミ捨て場に捨てた事実が明らかになり、
世の中に衝撃を与えた。
この事件が更に大きく拡散したのは、
父親がゲームにはまっていたという事実が報道された為だ。
普段から 「League of Legends」 と 「サドンアタック」 等を楽しんでいて、
「ネットカフェに行こうとするのに迷惑だったから殺した」 と言う容疑者の陳述が、
世論に油を注いだ。
また、その過程で某日刊紙は、
ゲーム名を 「Blizzard Entertainment の MMORPG League of Legends」 と表記する
ハプニングが起こったりもした。
※League of Legends はBlizzard では無く Riot Games
だが、警察の捜査結果発表は、言論報道とは違う点があった。
父親がネットカフェに出入りしていた事は事実だが、
ただゲームという理由だけで殺人を犯したと確定する事は出来ないというのだ。
「定職の無い容疑者が、若いうちから妻を妊娠させて生活苦を経験し、
妻とも別居する事になった等、多くの問題が複合的に現れて、衝動的にやらかした犯行」
というのが、警察の説明だ。
「ゲーム中毒のパパ」 という単語が検索サイトの検索語順位に上って来ると、
警察発表とは違う報道行為は、更にエスカレートする様になった。
大部分のインターネット媒体は、ゲーム中毒パパという表現を記事全体に付けながら、
記事の露出競争を行い、似ている内容の 50余個記事がポータルニュース欄を飾りながら、
話題を独占する現象が発生した。
大邱東部警察署の関係者は、inven との通話取材において、
「捜査結果の発表当時に言及した主要要因は、生活苦,妻との別居,そしてゲームまで、
大きく3種類あった。特別に一つの理由の為に犯行が行われたと考えるのは困難だ。
まだ捜査は進行中であり、新しい事実が明かされたら、追加で発表する」 と、明らかにした。
犯罪科学研究所の所長も、今回の事件の原因として、
ゲーム中毒を論ずる行動に対して、否定的な立場を明らかにした。
所長は 16日、ラジオに出演して、
「精神医学と犯罪心理学で多くの事例を研究したが、ゲームが犯罪を起こす原因という証拠は、
まだ確認されていない。
2000年以後、児童虐待で死亡した子供 141人中、加害者がゲームと関連している事件は、
3件だけしかない」 と、根拠付けを行った。
投稿者 (む) : 2014年4月17日 14:52
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コメント
タイトルは餓死事件なのに内容は違いますね。。
同一の事件なんでしょうか?
まあ日本でも数年前に主婦が子供(2~3歳?)を家に置き去りにして
餓死させる事件あったけど、どうしてこんなことが出来るんだろうなあ
子供は可愛いのに・・・・・