去る 2002年、米ソルトレイク冬期オリンピックのショートトラック競技において、
韓国のキム・ドンソン選手は、アメリカのアントン・オーノ選手を妨害したとの判定により、
1位に入ったにも関わらず、審判によって金メダルを逃した。（※韓国の言い分）

審判の判定によってメダルが変わったという点は、
今回のソチ冬季オリンピック フィギュアスケートの不公平な判定と共通点がある。

2002年当時、ゲーム会社たちはこぞって 「アントンオーノ」 という名前のモンスターを登場させて、
これを殺す狩りイベントを進行した。
当時のオンラインゲーム 「孔雀王」 では、アントンオーノモンスターを単発イベントとして登場させたが、
イベントが終了した後も、ユーザー達は 「アイテムはいらないからオーノを出せ」 と言う反応を見せた。

当時、大部分のゲームでは、ユーザー達の怒りを冷ます様に、オーノをモンスター化した。
「天上碑」 でも 「Oノー」 という盗賊を登場させたし、
ネクソンも 「タクティカルコマンダー」 に 「化物アントンオーノ」 や、
「コウモリ（反則判定を出した審判）」 等を、モンスターに皮肉って登場させた事がある。

2002年のオーノイベントを憶えている一ゲーム業界関係者は、
「当時、オーノモンスターが登場する時間は、同時接続者数が 20 ～ 30％ 増加していた。
　しかし、今回のキムヨナ選手の判定については、ホームアドバンテージという状況上、
　ゲームイベントで怒りを解く事は少し難しいと思う」 と語った。

一方、キムヨナ選手が不公平な判定により金メダルを逃したという消息が伝わった直後、
「TERA」 など一部のゲームでは、「ロシア」 を名称に使用しているギルドに対して、
宣戦布告が集中されたりした。

また、「StarCraft 2」 では、「ロシア」 を象徴する動物 「熊」 が反映されたユニットを使わない等、
ユーザー達が自主的に怒りを現している状態だ。

2002年、孔雀王にて進行したオーノイベント