しかし、まもなく開かれた 「税金を略奪せよ」 キャンペーンクエストでは、
それに対する指摘が零れ落ちた。

闇の城ユーザー達が異口同声で指摘したキャンペーンクエスト問題点は、
闇の城がとても不利だという事。

キャンペーンクエストが導入されたアップデート初盤、
税金略奪キャンペーンは、闇の城が恐ろしく不利な状況だった。

その理由は、村と一般フィールドから出る輸送隊のみを倒したとしても、
キャンペーン成功が可能だったからだ。

闇の城側は、ピースゾーンと一般フィールドから出る輸送隊を保護する為に努力したが、
輸送隊を保護するには力不足だったし、キャンペーンクエストが開かれる度に防御失敗になった。

戦場外で税金略奪を防御するには限界がある。

努力を裏切る結果に、闇の城血盟たちは鬱憤を吐いたし、
繰り返される失敗に嫌気を感じた闇の城血盟たち大部分が、
以後光の城にまた帰るという珍しい風景を見せたりした。

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大部分のサーバーで闇の城を選んだ血盟たちが、光の城へと後ろ向きになった。
この為、キャンペーンクエストがまともに進行されない事になり、NCsoft 側では、
キャンペーンクエストを活性化させる為、バランス調整の一環として、何回かのパッチを断行した。

繰り返されたキャンペーンクエストパッチによって、税金掠奪キャンペーンの多くの部分が修正、
遂に去る 2月末からは、闇の城が税金略奪を防御する事に成功した。

初の成功状況が知らされると、今まで闇から光へと後ろ向きになった多くの城血盟たちは、
また闇に帰って来始めたし、税金略奪キャンペーン自体も、活発に起こり始めた。

何回かあったバランス調整パッチやアップデート。

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しかし、キャンペーンの進行が似通ったり、或いは、闇が有利になった現状況でも、
光の勢力だけでは無く、闇の勢力でも相変わらず多くの鬱憤がある状態になっている。

●ALL or NOT、キャンペーンに失敗すれば報酬が無い？

闇の勢力が税金略奪防御に成功すれば得られるものは 「億単位の税金」、
税金を略奪する光の城が得られるものは、上位 60人が受けられる 「王の宝箱」 と、
キャンペーン進行時に得られるクエストアイテムにて購入出来る補給型武器だけだ。
それさえもダイナスティー武器類のダメージを持った C級アイテムなので、
サブキャラクターレベルアップ用以外には使用価値が無い。

アデン城、ルウン城所有血盟が 「闇」 を選ぶ理由は、もちろん税金可否という事もあるが、
一番はキャンペーンクエストを通じて起きる PvP が他の目的だと言える。
しかし、税金略奪キャンペーンの闇側成功率が上がる事によって、
成功報酬を得る事が出来ない光の勢力参加率が著しく下落、PvP の楽しさすらも減ってしまった。

また、億単位の税金と言えば、ふと見たら多く見えるが、大部分は防衛時等で百余りの人員に
渡す事になる為、結局は何千万アデナ程度しか残らない。

戦争血盟に所属する個人が使う装備、及び、スキルエンチャント費用だけでも、
1週間の税金以上の金額を消耗するのだ。

また、税金略奪防御に成功したとしても、自分に直接的に帰って来るキャンペーン報酬は無く、
時間が経つ程、闇の城血盟員たちの参加度も下落しているのが事実だ。

それならば、光の勢力のキャンペーンクエスト参加が下落している理由は何だろうか？

闇の城血盟の英雄チャットや、自由掲示板を通したキャンペーンに参加したらキルする等、
「脅迫」 自体も大きな理由の中に一つだが、一般クエストでは無いキャンペーンクエストという特性上、
時間が経ってクエストに失敗すれば、税金略奪に参加したユーザー達には帰るものが何も無いのだ。

アデン城とルウン城を所有した闇の城側の警告を甘受してキャンペーンに参加したが、
失敗によって帰るものは何も無く、成功したとしても、上位 60人だけが高級報酬を受ける、
そんな現キャンペーンシステムの構造上、良い報酬を受けられないユーザー達は、
参加頻度が下落するしか無かったのである。

幾多の人員が参加するが、良い報酬が出るアデン王の宝箱は 60人だけ...。

それならば、税金略奪キャンペーンに参加するユーザー達が望む、
キャンペーンクエストの解決方案は、果たして何だろうか？

●闇の立場で眺めたキャンペーンクエスト - 報酬の変更が至急だ！

普通、闇の城を選ぶ血盟は、各サーバーの大きな戦争血盟である事が大部分だ。

現在、リネージュ2 大規模戦争血盟の大きな軸を担当しているヒンデミットサーバーリドス血盟は、
闇から光へと後ろ向きになった状況。
この正確な理由を調べる為、ヒンデミットサーバーへと訪問し、直接意見を聞いて見た。

リドス血盟の君主は、リドスが所有したヒンデミットサーバーのルウン城も、
最初は闇の城として申し込んだが、闇の城を宣布するや否や、速攻で敗北宣布をしたと言う。

闇の城を選択した血盟を攻撃すれば、カオティックにならないという点を利用して、
血盟戦争の敗北を宣布したのだが、実質的に戦闘をする立場では、不便だったと語った。

それだけでは無かった。
城の税金だと言っても、たくさん入って来る訳でも無いのに、
そんな幾らにもならない税金で、誤解や誹謗中傷を受ける事も多く、そんな中で、
城の税金と闇の伝令を守る為、幾多の血盟員の時間を消耗するのが惜しかったと言う。

彼は、現在のキャンペーン報酬システムが変わらない限り、
闇の城を選ぶ事はもう殆ど無いだろうと明らかにした。

次いで彼は、これから税金略奪クエストを活性化させる為には、アイテム報酬の変更、
即ち、キャンペーンモードの変化が必要だと意見を明らかにした。

税金略奪を防御、或いは、攻撃したら、バッジを得て、アイテムと交換してはどうか？

現在の税金略奪クエストは、キャンペーン形式に進行されており、
失敗した場合、光の勢力では何らの報酬を得る事が出来ないし、
闇側もキャンペーンクエストに参加するのでは無く、キャンペーンクエストの成功を防ぐ、
所謂 NPC 的な状況なので、個人報酬は無く、光の勢力がキャンペーンを失敗した時、
城に入って行く税金だけが報酬として与えられる状況だ。

この様な闇の城の報酬を変えて、以前のコンテンツ 「領地戦」 方式の導入に対する意見を発言した。

例えば、税金略奪防御に成功すれば、一定数のヘリオス強化石 - PvP を闇の城側に配布したり、
或いは、税金略奪キャンペーンに参加した光の勢力ユーザーを倒せばクエストが始まり、
キャンペーンクエストが終わった後、闇の従士長に報告すれば、特定勲章等に交換出来たり使える様にする。

同じく、光の勢力が税金略奪に成功すれば、上位 60人には現在の様な方式のアイテムを支給するが、
光の勢力に参加したユーザー達が闇の勢力を倒し、これをアデン城やルウン城等に現れた革命軍に報告すれば、
税金略奪バッジ（仮）を報酬として支給して、これを通じてアイテムを購買する事が出来る様になったら、
光と闇、どちらも失敗や成功に関係無く、報酬においては満足するだろう、と意見を打ち明けた。

現在のアデン報酬より、願うアイテムを買える様に、領地戦報酬システムが必要だ。

キャンペーンクエストを通じて一番必要なものは、ヘリオス強化石だ。
今受ける事が出来る報酬はアデナだけ、こんな理由で敢えてペナルティーを抱き、
闇の城を維持する必要性は感じられないというのが、闇側の主張だった。

●光の立場で眺めたキャンペーンクエスト - 匿名性保障も強化するべき

領地戦は必ず参加しようと努力したが、キャンペーンクエストに変わった後、
一度してみて二度としなかったと明らかにしたリオナサーバーの一ユーザー。

一般ユーザーがキャンペーンクエストに参加しない最大の理由は、
英雄チャット、或いは、自由掲示板を通じて、闇の城側からのキャンペーン参加に対する
仕返し措置の言及により、参加する事が遮られていると語った。

また、キル等を考慮してサブキャラクターでキャンペーンクエストに参加するとしても、
上位 60人に与えられる高級報酬は、自分に来る筈が無いとも語った。

城を所有した大規模戦争血盟たちが闇を選ぶようになれば、
戦争相手は自ずと戦争血盟となり、組織的にキャンペーンクエストは邪魔され、
結局上位 60人報酬は、この相手戦争血盟が持って行く事になる。
一般ユーザーは、キャンペーンクエストの付き添い程度しか行えないのが現実だ。
そんな状況で、果たして誰が仕返しキルを甘受し、キャンペーンクエストを行うのか？と熱弁した。

報酬が悪いのに、誰が殺される事を覚悟して参加するのか？

彼は、一般ユーザーがキャンペーンクエストに積極的に参加する為には、
キャンペーンクエストに参加したユーザーに対して、仕返し等を防止する為に、
領地戦と混沌の祭殿に導入した 「匿名システム」 が必要だ、と明らかにした。

また、現在のキャンペーンクエスト形式の報酬を維持しつつ、
こんな匿名システムを維持しても、上位報酬は相手戦争血盟が必ず持って行く為、
以前の領地戦報酬の様なバッチ式に変えて、キャンペーン参加の恩恵が、
全てのユーザーに帰らなければならないとも伝えた。

混沌の祭殿と同じ様に、キャンペーン参加時は自動で外見と名前を匿名にするべきだ。

沈滞した攻城戦の目的性を付与する為に計画された光と闇の攻城戦、そして、キャンペーンクエスト。
世の中をよくするという光と、力を追い求める闇の目的性はよく付与されており、
多くのユーザー達の注目を集めた。
過去にキャンペーンクエストや、何回か光と闇、両側に対するバランスパッチも進行したが、
さらなる適切な報酬が欲しい状況になっている。

もちろん、どの意見も正解だと言う事は難しいが、
このままでは、本当に良い目的性を持ったコンテンツに参加するユーザー達が少なくなって、
徐々にユーザー達に忘れて去られて行く様になるのでは無いだろうか？

NCsoft が適切な代案を探さなければならない時点では無いかと思う。