スチールドックは、去る 2008年 「NC メディアデー 2008」 を通じて市場に初めて姿を現した。
韓国最大ゲームショー Gstar でも紹介されたこのゲームは、何回かの CBT テストを進行した事がある。

しかし、NCsoft はスチールドックの開発を全面中断して、これによる措置に出た状態だ。
スチールドックの成功の可能性と、事業性が低いという内部判断による物だと見られる。
5年間の間、念には念を入れて開発したが、結局諦めた事になったのだ。

スチールドッグ

来る 30日、スチールドックのホームページにある全掲示物は削除される。
掲示板に重要な情報を上げた利用者は、個人コンピューターに別途保存する必要がある。

また、NCsoft は スチールドックテストに参加した利用者を対象に、
ゲームポータル plaync で使う事が出来る Nコイン 1万5千ウォンを支給する計画だ。

Nコインは、来る 30日テストに参加した利用者のアカウントに自動支給となる。
有効期間は支給日から 1年間だ。
この措置は、テストに参加した顧客に提供する事を約束したスチールドックパッケージを
支給する事が出来なくなったからだと会社側は説明した。

スチールドック公式ホームページにある告知事項を見てみると、
「お客様の関心と声援に深い感謝をすると共に、惜しい別れの挨拶をします。
　今まで送って下さったお客様たちの大事な話を胸に深く収めて、
　新しい挑戦にてお客様たちの声援に答える事が出来る様に努力する」 と明らかにした。

今まで NCsoft は、「リネージュ」，「AION」，「ギルドウォーズ」 などの MMORPG ジャンル以外にも、
シューテング，カジュアルジャンルのゲーム開発に大きな関心を見せて来た。
NCsoft はスチールドックの開発中断に対して惜しさを隠す事が出来ないと語り、
今後とも新しいゲームジャンルの開拓を自ら実践するという覚悟は変わらないという立場を伝えた。

NCsoft 側は、
「スチールドックのゲーム開発中断は、会社の立場でも惜しい部分だ。
　車格闘という新鮮な素材のゲームなので、本当にそう思う。
　今後とも NCsoft は新鮮な素材のゲームを掘り出し育成して行く計画だ」 と言った。