ゲームを紹介した NCsoft は、
「リネージュエターナルは、原作の価値を受け継いで、ユーザー達に新しい戦闘経験を提供するのに焦点を置いたゲームだ。
　集団の中で、自分が重要なゲームになる事が出来る様に、多くの部分で大きな努力を傾けた」 と説明した。

「リネージュエターナル」 の特徴は、大きく四種類に分類される。
一番目立つのは 「ドラッグスキル」。
これは画面にマウス右側ボタンを押しながら特定軌跡を描けば、
該当の範囲にスキルが発動されるシステムを意味する。

例えば、とある位置まで線を引けば火柱が詠唱されて被害を与える様になったり、
キャラクター周辺に円形を描けば、取り囲んだモンスターをなぎ払ったりする。

また、ゲーム内には総 3種類の職業（ナイト，マジシャン，スピリットアーチャー）がおり、
各特徴に合わせてドラッグスキルの使い方や種類が全て違う。
ドラッグスキルがオンラインゲームで具現化された事は今回が初めての事例であり、
NCsoft はこれに関わる特許まで保有していると説明した。

リネージュエターナルの最大の特徴である 「ドラッグスキル」。こうマウスを描けば...

範囲攻撃を周りに繰り出す！

次は、「スマートビューシステム」。
これはプレイヤーの状況によって最適化されたビューが自動で提供されるシステムを意味する。
巨大な戦場では、戦略的判断が可能になる様にクオータービューに変化し、
大規模な城を攻略する時はタブビュー、オブジェクトを作動する時はズームインビューに変化する。

原作である 「リネージュ」 と 「リネージュ2」 が、攻城戦は一番魅力的なコンテンツだっただけ、
「リネージュエターナル」 でも該当の楽しさ要素は強く目立つ。
巨大なフィールドに敵が絶えず群がって来て、我軍はプレイヤー、及び、兵士（NPC）と一緒に連帯を構成し、
スケールの大きな戦闘を楽しむ事が出来る。

特に、「リネージュエターナル」 は英雄を中心にしただけに、力強いスキルで敵を一度に倒し、
爽快感を得ながら制圧する事が可能だ。
スキルで敵がどんどんと倒れる感じだと思えば良い。

最後に、「リネージュエターナル」 ではアイテムと周辺オブジェクトを多様に活用する事が出来る。
例えば、真ん中に切れた橋があるならば、草のツルを投げて向こう側にいる敵を引っ張ってきて
処理する事も可能であり、ツルを最初から反対側の柱に投げて渡る事だって出来る。

その他、城壁を這い上がったり、橋を直接下る事が出来るし、
最初からあるオブジェクトを破壊する事も可能だ。

NCsoft 今回の Gstar 現場で、「Guild Wars 2」 のハングル体験版と共に、
「リネージュエターナル」 のプレイ映像を公開する予定だ。

リネージュエターナルの大規模戦闘シーン

下は懇談会の席で進行された開発者との一問一答だ。

Ｑ．ドラッグスキルは具体的にどんな風に活用出来るのか？

Ａ．ドラッグスキルは多くの場所に活用される予定だ。
　　マジシャンの場合、ドラッグスキル自体を UI にして、ゲーム内に包括的に適用する為に多くの努力を傾けた。
　　ドラッグスキルはどんな場合でも、ゲーム内でジェスチャーを取るのに使われたりする。

Ｑ．現在の開発進捗状況を知りたい。そして 「リネージュ」 の名前を使った理由は？

Ａ．現在のバージョンは、戦闘を主として具現化されたプロトタイプだ。
　　一応目標は 「リネージュ」 が持った価値を現代的に再解釈して素敵に見せるという事にある。
　　発売開始時期は正確に確定されていないが、来年下半期位にベータテストを計画している。

Ａ．前作 「リネージュ」 が厚いファン層を確保しており、長短所が明らかなブランドなので、
　　大きな魅力があると思った。
　　NCsoft はカジュアルから大規模 MMORPG まで多様なゲーム開発をしており、
　　私たちもその重いチームと思ってくれれば良いだろう。

Ｑ．以前に開発が中止となった 「リネージュフォーエバー」 と言うものがあったが、
　　今回の作品はその延長線上にあると思えば良いか？
　　そして、MO 形式のインスタンスダンジョンが多いか知りたい。

Ａ．「リネージュフォーエバー」 は、会社内で進行された幾多のプロジェクトの中一つで、
　　今回の新作はこれと別個のものと見なければならない。
　　そして、「リネージュエターナル」 は確実に MMORPG だ。
　　ゲーム内では 3人 と 6人 の小規模パーティーもあるが、数十人が一緒になって PvE を楽しむ
　　コンテンツも現在多様に製作されている。
　　そして、フィールドよりはインスタンス空間の比重がもっと高いだろう。

Ｑ．映像を見ると、MMORPG というよりは MORPG に近い印象を受けた。

Ａ．今回の映像で、実はそれを照らされる心配をたくさんした。
　　その為、わざわざボスプレイと団体プレイをアピールしようと思った。
　　MMORPG は確定事項であり、数十、数百人が一度に入り交じる PvE，PvP をお披露目する予定だ。

　　ダンジョンに入ってから核心部まで突破するゲームプレイも面白いと思うので、
　　「インスタンスダンジョン概念」 は積極的に活用する予定だ。
　　また、他のユーザー達と一緒に共有する持続的なワールドもある予定だが、その割合を今の時点で言う事は難しい。

Ｑ．ターゲット層はどんな風に狙っているのか知りたい。

Ａ．開発を始めてから 3年位になった。
　　ターゲット層は 「アイオン」 以後、MMORPG ユーザー層を厚く見て、全てのユーザーが
　　包括的に楽しむ事が出来る様に努力している。現在開発チームは 80人位だ。

Ｑ．職業は何種類まで増やす予定ですか？そして、Gstar でプレイ映像だけ公開しますが、
　　観覧するゲーマーたちに "これだけは注目してくれ" と頼みたい事はありますか？

Ａ．職業の数はまだ確定されていない。今日の公開された 3種類の他の職業も企てている。
　　Gstar では、新しい戦闘経験を感じて下さったらと思う。
　　単純に殴る戦闘では無く、避けて防ぐなど、多様な変数を盛ろうと努力したので、
　　見れば見るほど触れたくなってくるのではないかと期待する。

Ｑ．アクションが相当だが、コンシューマー用にも出展する計画はあるのですか？

Ａ．まだ計画は無い。

Ｑ．戦闘時、画面に見える個体数がとても多い。PC負荷が掛かると思うが、
　　最適化された PC スペックはどの位と予想しているのですか？
　　そして、オブジェクト破壊場面が多いのですが、どの線まで可能なのですか？

Ａ．出来るだけ多くの人々が楽しめる様に努力している。発売開始時点で最適化に力を傾けるつもりだ。
　　オブジェクト破壊は戦闘をもっと面白くする為の装置ではあるが、ワールド全体を破壊する事が
　　出来るほどスケールが大きいものでは無い。

Ｑ．グラフィックエンジンは何を使用したのですか？そしてクォータービューを選択した理由は？

Ａ．エンジンは自前開発エンジンを使った。クォータービューの場合、集団の経験より集団内にいる
　　自分の経験が重要だと思ったので、自分が中央にいる事で、「主人公」 の様な感じを与える
　　のでは無いかと選択した。

　　そして、敵を倒して殴る為、簡単で直観的なゲームの為の部分でもあり、
　　最近のゲームはキーボード比重が高くなっているので、選択自体が不可避な面もあった。

Ａ．固定されたクォータービューでは無く、内部ではスマートビューだと呼んでいる。
　　現状況に合う最適なビューを見せようという企画であり、群れを成して争う戦闘では、
　　右に出て見るビューが最適と判断した。

　　イベントやスキルによって細々しいカメラの動きも多い。
　　そして、全ての攻撃は打撃判定範囲があり、これを避ける事が出来る回避スキルもある。
　　攻撃する瞬間に判定が成り立つから、きっちり見た時これは合う、合わないを肯定出来るでしょう。

Ｑ．ダッシュやノックバック、飛ぶなどの物理効果はどの線まで適用されるのですか？
　　そして、関わったどんな変数があるのか知りたい。また、大規模戦争が登場すると言うが、
　　これが攻城戦だと思えば良いですか？「リネージュ」 を代表する血盟と繋がるコンテンツが
　　あるのかも知りたい。

Ａ．死亡モーションなど多様なアニメーションを表現する為、物理エンジンを積極的に使用している。
　　ネットワークの負担にならないほどに表現している感じ？特定操作を通じて敵が転がり、
　　絶壁に落ちるなど、各職業毎に適用された物理エンジンは違う。

　　そして、攻城戦は私たちが挑戦したい目標の中の一つだ。
　　しかし、現在は今日見せた映像の様に、大規模シーンは大して登場しない。
　　実際のネットワーク上でも具現化されて欲しいが、現在の時点ではなめらかに演出出来る様に
　　する部分にだけ集中している。まだ時間があるので、充分に可能だと見ている。

　　参照で、今日の映像に出た個体数は約 500人で、敵と我軍が交じっていた。
　　これが性能的部分では、低スペックでは個体数が減る筈であり、高スペック PC では
　　全て表示される様にしようと思う。

　　私たちが大規模戦闘と思っているのは、攻城戦に限定されたものでは無い。
　　PvP 以外に、大規模 PvE も準備中なので、幾多のプレイヤーが争う 「リネージュ」 とは
　　少し他のスタイルになるでしょう。

　　また、攻城戦は既存血盟と関連された戦闘とは少し違う。
　　MMORPG には必要な点だが、一応血盟とは違う様になる筈だと申し上げる。
　　多分、血盟という単語と構造的な面で違う様になるでしょう。
　　内部的でも、該当の話を置いて論議中だ。

Ｑ．今まで 「リネージュ」 のブランドは、ストーリーテリングが弱かった。
　　今日の映像を見るとたくさん気を使った様ですが、これから強調する方向ですか？
　　そして、レイドコンテンツの場合も、既存 「リネージュ」 はユーザー達が自らストーリーを
　　作って行くという感じが強かったが、今回の新作はどうなりますか？

Ａ．社長に常に酷い目に会う部分なので、重要だと思っている（笑）。
　　既存 「リネージュ」 を越えたい欲心があり、当然多くの試みをしている。
　　今日公開された映像に盛られた事が全てでは無く、これからもっと多くの試みを通じて、
　　ユーザー達が満足するゲームに仕上げるつもりだ。

Ｑ．リネージュで登場した人物たちは、ここでも登場しますか？
　　また、時間軸では何時頃の設定ですか？

Ａ．当然リネージュだから、それを利用した以上親しく近付いた NPC を積極的に使うでしょう。
　　デスナイトとかバグベアとか、多様な人気キャラクターを悩み中だ。
　　時間軸は、リネージュ と リネージュ2 の中間くらいだ。

城を這い上がる場面

草ツルを投げて切れた橋を飛び越える場面

火炎魔法で周辺の草が燃えている

マジシャンのドラッグスキル 「念動力」

成功すれば敵が空中に浮かび、たたき落とされて広域ダメージを被らせる事が出来る