●釣り

釣りシステムは、初めて導入した当時、単純な楽しさを越えて重要な経済的手段になると言っていたが、
投資される時間と努力に比べて結果物が満足出来るものでは無く、利用するユーザーが多くはなかった。

釣りを通じてアイテムの組み合わせに必要な材料を集め、新しいアイテムを製作出来るが、
あえて釣りをしなくても易しく求める事が出来る品目が大部分だった為、必要性を大きく感じる事が
出来なかったのが事実だ。

釣りをする姿はもう探しにくい。

現在、釣りを通じて利用するのは、エクスパンドスキルを学ぶ事が出来る 「漁獲の証」 位で、
エクスパンドスキルは、インベントリや倉庫、商店取引品目等のスロットを拡張する役目をする。

エクスパンドスキルの種類

エクスパンドスキルを学びたがるユーザーは多いが、釣りの効率問題で利用するユーザーがいない為、
BOT キャラクターの専有物となり、漁獲の証は独占化されながら価格は高騰し始めた。

漁獲の証の価格

釣りシステムは、少しだけ改善しても大きな効果を見られると考えられるが、
どうしても一番重要なのは、楽しさ要素の追加では無いかと思う。

餌を付けて釣り場に投げて、当たりが来る時まで待ってから、単純にリーリングとポンピングのみを
繰り返す今のシステムは、簡単で退屈な作業であり、興味を失う様になるシステムだ。

難易度が高い魚を捕らなければならないミッションを付与して、ユーザー達に挑戦意識を付与するとか、
川辺や川，海で釣りをする時、全然違ったモードに進行する方法等を、悩んで見る必要がある。

別のゲーム 「マビノギ」 では、釣りを通じて釣り王という呼称を得る事が出来るし、
釣りの熟練度が高くなる程、もっと高い等級の魚を捕る事が出来るので、
ユーザー達の挑戦意識を刺激している。

リネージュ2 の釣りはリーリングとポンピングの無限繰り返しorz

マビノギの釣り王呼称と高い熟練度があると取れる魚

釣りシステムがますます死滅されているまた一つの理由は、
釣りを通じて得られるアイテムが、ユーザー達の気を引く事が出来なかったからだ。

この問題は、一番原初的ながら効果は素早く現れる報酬のアップグレードを通じて、
簡単に解決する事が出来ると思われる。

何 cm 以上の魚を捕るとか、決まった時間内に何匹以上の魚を捕れば報酬を受けられる様な、
デイリークエストを追加する事も、良い方法の中の一つだ。

World of Warcraft では、釣り王になれば業績を成す事が出来る事を参考にしつつ、
現在進行されている釣り王選抜大会で 1位を取る様になれば、銅像が立つ様にしたり、
報酬をリニューアルしたりすれば、大きな反応を導き出せるのでは無いかと予想する。

World of Warcraft の釣り王選抜大会

釣り王選抜大会の報酬

これ以外にも、釣りをするのに必要な準備過程を単純化させたり、
釣りを通じて得られる材料の質を高める等システムを改善すれば、パーティーが無かったり、
狩りをするには時間が曖昧で時間を持ち余す多くのユーザー達の参加を導き出す事が出来るでしょう。

●カマロカと深淵の迷宮

アップデート後の素早いレベルアップで、ユーザー達のレベルは上向き平準化されているが、
狩り場が限定されている為、接続をしてもパーティーを求める事が出来ず、呆然と時間だけが
過ぎていくユーザー達が増えている。

「産室戦」 の様な新しいソロ型インスタンスダンジョンと、「トラザン」，「スパシア」，「フォルトナ」 等、
パーティー型インスタンスダンジョンも追加されたが、これだけではユーザー達の欲求を満たすのには
限界があった様に見える。


新しく追加された 「フォルトナ」 入場 NPC イズシャへ

この様に、高レベルの為の狩り場や、インスタンスダンジョンの追加を主張するユーザー達が増えた時、
既存のカマロカと深淵の迷宮を改善したら、ある程度効果があるのではないだろうか？

リムカマロカは、「産室戦」 と似ている概念で、PC部屋ポイントさえあれば一日に一度、
簡単なバフだけでソロ狩りをする事が出来たし、適当なパーティーが無かった時や、
時間の余裕が大して無いユーザー達も、易しく楽しむ事が出来た。

ニアカマロカと深淵のホール、迷宮も、時間の制約や装備の負担無しに楽しむ事が出来たし、
ランダムでドロップするアイテムも、食指を動かす内容だった為、アップデート前はカマロカと
深淵の迷宮パーティー員を求めるマッチングが、パーティーマッチの大部分を占めていた。

しかし、現在最高レベルの深淵の迷宮は 83 レベルであり、5 レベル以上のレベル差があれば
入場が不可能なので、88 レベル以上のキャラクターが利用出来るカマロカや、深淵の迷宮が
無い状態だ。

最高レベルの深淵のホールと迷宮

ゴダード城の村や、アデン城の村に、90 レベル台のキャラクターが入場出来るカマロカと、
深淵の迷宮を追加したら、狩り場不足に対する不満を解決出来ると同時に、
少ない時間を有効に使って負担無く楽しめる新しいコンテンツとして落ち着くのでは無いかと思う。

●神秘なキューブ

神秘なキューブは、一日に一度使う事が出来るアイテムで、使用時、多様なキューブの破片の菜かから
一つをランダムに得る事が出来るし、これを各村にいる倉庫番 NPC に渡せば、
「武器強化スクロール」、及び、「防具強化スクロール」 等に交換する事が出来る。

キューブの破片を交換する為には、一定量のアデナが必要であり、
ハイファイブ Part 2 アップデート当時、ゲーム内の相場に合わせる様に、
必要アデナを減少させた事がある。

過去に変更されたキューブの破片 交換の割合

交換の割合は減少したが、「キューブの破片 武器 - S」 と 「輝くキューブの破片 武器 - S」 だけ、
需要が多い状態であり、相場も高くて取り交わした時に利益が多かったので、人気が高かった。
（「至高の宝石」 がも出るが極悪の確率だから除く）

しかし、アップデート前に進行されたカマロカイベントで、おびただしい物量の S-DAI が解禁、
R グレードアイテムも登場した為、S グレード武器と強化スクロールの価格は暴落するしか無かったし、
収支打算も減少した為、キューブの破片を交換するユーザーは、徐々に消えて行った。

S-DAI が零れ落ちたリム カマロカ イベント

現在、販売代行に登録された S-DAI の価格

R グレードアイテムが大衆化されて行く中、神秘なキューブで得られる最高報酬は S グレードに
留まっており、それさえも交換すれば損害を見る為、死滅するしかないシステムだと思う。

再度多くのユーザー達が神秘なキューブを利用する様にする為には、
神秘なキューブで R グレードアイテムを得る事が出来る様にする必要があるし、
交換アデナも減少させて損害を被らない様にすれば、利用するユーザーは増えると予想される。

また、精製されたキューブ 1回用も、神秘なキューブ 1回用と交換出来る様にして、
破片を S級 まで交換可能にすれば、活用出来るキューブの破片が増えて、
利用するユーザー達も多くなるでしょう。

精製されたキューブを交換する為に必要なキューブの破片武器 - C の数量

●既存システムのリニューアルが必要な状況！

上に説明したシステム以外にも、荘園とマモンの鍛冶屋を通じる武器アップグレード等、
改善の必要なシステムは何種類もあると考えられる。

覚醒アップデート後、NCsoft が準備したコンテンツは、ユーザー達によって早く消費されているし、
その都度新しいコンテンツを願うユーザー達の声が上がっている状況だ。

新しいコンテンツの追加はいつも難しく、多くの時間が必要なだけに、既存にあるコンテンツ中、
死滅されたもの等を補完、改善する一方、ユーザー達が惹かれるに値するコンテンツを用意すれば、
足りなくともユーザー達の喉の渇きは満たせるのではないかと思う。