2011年5月20日
破滅の女神 チュートリアルクエスト経験記 [ 3rd THRONE 破滅の女神特集 ] Tweet
去る 4月、破滅の女神インタビューでは、新規ユーザー、及び、初心者
ユーザーの為のチュートリアル方式クエストを取り入れたと言っていた。
新規ユーザー、及び、初心者ユーザーの為の話せる島コンテンツは、
一体どんなものが用意されているのだろうか?
(inven)
知られた通り、全ての種族が話せる島でゲームを始める様になった為、
チュートリアル方式クエストが新たに作られている。
最初に接続した場所から、次に尋ねなければならない NPC の位置と姿を、
アニメーション形態で知らせてくれるだけで無く、ミニマップにもスクロール形態で位置を知らせて、
また、クエストの方向を知らせる矢印の形態も変更された。
何ら準備無しにキャラクターを生成しても、該当のクエスト動線さえ付いていけば、
約 3時間程度で 40 レベルと 2次転職を果たす事が出来るし、レベルに当たる装備アイテムも
獲得する事が出来る。
クエスト受領時にも、便宜の為、条件が充足されずに受ける事が出来ないクエストは、
赤色のテキストで 「既に完了した」 とか、進行中のクエストの場合なら、灰色テキストで表示されるなど、
細々しい機能が追加されている。
今回、記者はチュートリアル方式のクエストを 1 レベルキャラクターを使って直接進行してみた結果、
既存 リネージュ2 の 1 ~ 20 レベル進行方式とは大きく変化している事を確認した。
1.レベルアップ方式の変化
既存の リネージュ2 では、1次転職前レベルアップの場合、お互いに関係が無い様な単純配達クエストとか、
狩りクエスト、またはクエスト無しに無条件モンスター狩る方式で成り立っていた。
しかし、破滅の女神でのチュートリアルクエスト方式は、以前とは違う様相を見せている。
もちろん、クエストの中に単純な配達とか、モンスター狩り方式のクエストも存在しているが、
以前とは違い、チュートリアルストーリーの中に解けて交ざり、自然に次のクエストへと
連結する方式で成り立っているのだ。
2.初心者バフ支給方式の変化
既存の初心者バフは、初心者案内員を通じて行われた。
初心者案内員が与えるクエストを進行して、キャラクターが 6 レベルになると、
見習い冒険家の武器引替券を与えるというシステム案内が表示される。
システムメッセージを良く見ると、受ける事が出来る補助魔法のリストを確認するという選択があり、
この選択肢を選ぶと、補助魔法のリストを確認して、バフを受ける事が出来る。
全然本文の内容とは関係無い選択肢の為、初心者ユーザーの場合、武器引替券を受けるのは
どうすれば良いのか分からず、結局放置したりするなどの問題点が多かった。
破滅の女神でも、初心者案内員が相変わらずバフを与える事は与えるが、
初心者案内員の周辺にだけ行っても、バフが自動支給される方式に変わり、
手軽にバフを受ける事が出来る様に変更された。
また、チュートリアルクエストを進行していると、バフを受ける前にモンスター1匹を倒す様にして、
以後、バフを与えてもう一度モンスターを倒させる様に変更、バフによる狩りの差を直接感じらせてくれた。
3.初心者アイテム支給方法の変化
ライブサーバーでの初心者アイテム支給は、普通一度に成り立っている。
例えば、キャラクターを生成後、青い宝石クエストを終わらせてカマエル村に移動し、
クエストを進行するを選択した場合、一番目のクエストである 「戦争物資の確認」 を終えたら、
防具を一度に全て支給している。
また、「戦争物資の確認」 クエストを終えた後、6 レベルを果たす事で、見習い冒険家の武器引替換券も支給する。
しかし、破滅の女神では、一度に初心者アイテムを支給せず、
クエストを通じて武器,防具,魔法防具を順番に支給する。
既存の一度に支給する方式の方が良さそうだが、初心者ユーザーの立場では、
クエストを終える度に一部位ずつ得ていったら、クエスト完了に対する成就感が沸くだろうし、
クエストによって、実際にフィールドに出て狩りをする様になるレベルになれば、
アイテムが全て支給されて、円滑な狩りが可能にもなる。
4.案内 NPC の登場
どのオンラインゲームでも、初めて接続した状態では、NPC や地域を地図のみを見て尋ねる事は難しい事だろう。
リネージュ2 も、既存は矢印等を通じて方向を表示してくれる事はしたが、3D ゲームの特性上、
現在位置から見えない高地や低地に目標があったら、尋ねるのが大変だった。
この様な点を修正する為、破滅の女神では特定クエストに案内 NPC が追加された。
案内 NPC は、ユーザーから一定範囲から脱すればユーザーを待って、
ユーザーが範囲に入って来れば、また出発する。
以後、案内場所まで一緒に移動した後、案内 NPC は消える。
この様な案内 NPC の登場で、遠い道でも、分からない地形でも、
クエストを進行時に迷わず易しく尋ねる事が出来る様になった。
5.ソーシャルアクションを利用したクエスト
破滅の女神でのチュートリアルクエスト進行中、既存には無かった新方式のクエストを与える。
「捜索隊の役割」 というクエストで、エサギラ遺跡地 2区域のナゼルから受ける事が出来る。
ナゼルはモンスターとの戦闘中、死亡した捜索隊員の死体を探し、哀悼を表現してくれと言う。
絶対に 「笑う」 とか 「踊らず」 に 「哀悼」 を示してくれと言い、2区域あちこちにある死体を探して、
「悲しみ」 を表示すれば、死体が消えてクエスト条件が充足される。
しかし、死体の前で 「笑う」 とか 「踊り」 をする様になると、死体が消えてモンスターが湧き、
攻撃を受ける様になる。
6.ソウルショット支給方式の変化
ソウルショットは、リネージュ2 をプレイする上で無くてはならない必須品目の中の一つだ。
その為、既存 リネージュ2 でも、初クエストである青い宝石クエストを終わらせれば、
一番最初にソウルショットを支給した。
しかし、初心者だとソウルショットを何故使わなければならないのかに対する疑点もあり、
効用性についても疑問が残るでしょう。
そこで、破滅の女神では、武器支給クエストの連携クエストで、ソウルショットを支給する。
また、初心者バフ体験クエストと同じく、ソウルショットを使わないままモンスターを倒した後、
ソウルショットを支給してモンスターを狩り、ソウルショットの効果を自ら体験出来る様にしている。
7.マップとミニマップ上にクエスト表示
既存 リネージュ2 は、他のゲームに比べてクエストの表示が不親切だった。
リネージュ2 のクエストの場合、マップ上にクエストが表示されないだけでなく、
現在の NPC の上にクエスト表示すら無かった時もあり、クエストを受ける為には、
ファンサイトを探してみたり、周辺を片っ端から探さなければならない形式だった。
この様な方式の為、クエストのスタート地点が分からず、パスするユーザーも多かった。
破滅の女神では、この様な場合を防止する為、重要クエストの場合には、
マップとミニマップにスクロール模様が表示される。
8.D級 初心者アイテムの変更
既存 リネージュ2 の場合、1次転職を終えれば、旅人の魔法防具引替券を支給してくれた。
引替券を魔法防具セットに変えれば、D級幻影兵器アクセサリが支給された。
この場合、魔法防具を幻影兵器で支給するだけで、D級防具や武器を支給せず、
直接アデナを用意して購入するか、D級レベルになっても N級幻影武器で狩りをしなければならなかった。
しかし、破滅の女神からは、1次転職を完了すれば 「勇気の証 40枚」 を支給する。
この勇気の証は、各種族のグランドマスターで交換する事が可能で、
支給されるアイテムは防具の場合は最上級,魔法防具の場合は下級,
武器は中級(マインゴーシュ級)が支給される。
また、追後 20 レベル以後のクエストを通じて、武器強化スクロール - D グレード 3枚を支給、
+3 エンチャントまでシステム的に支援する。
9.転職クエストの変化
既存 リネージュ2 では、各職業による転職クエストが全て違っていた。
カマエル種族転職クエストの場合、他の転職クエストに比べて少し簡単だった一方、
トーマ固定パッチ以前のスカベンジャークエストの場合、尋ねれば逃げだすトーマの圧迫と、
転職時倒さなければならないハニーベアーやクモ等の数字によって、悪名を振るっていた。
破滅の女神では、これらの 1次転職クエストを一つに統合、
ベルリースの迷宮という突破型インスタントゾーンをクリアする事に変更している。
既存の転職クエストが1人の力でクエストを進行したのに対して、
ベルリースの迷宮の場合、ボス戦までの段階では、戦闘コンパニオン侵入将校が、
プレイヤーを手伝ってくれる為、簡単に進行する事が可能になっている。
ベルリースの迷宮から始まる転職クエストのストーリーラインもそこで終了せず、
ずっと引き継いで行き、40 レベルまでのクエストの関連性を付与、
20 レベルのユーザーが、自ずからグルーディオ城の村まで進出して、
その周りの狩り場で狩りを進行する様にしている。
しかし、テストサーバーの為なのか、バグによって 23 レベル以後のクエストは進行が不可能だった。
テストサーバーで 1次転職を完了しながら見た記者は、NCsoft が初心者チュートリアルに盛り込んだ真心を理解した。
初めてプレイするユーザーの為の細々しいクエスト配置と、初心者専用アイテムの支給、
1次転職以後アイテムの新規支給、問題点として指摘されていたクエスト位置表示と案内 NPCの登場など、
既存では見られなかった新しいシステムで、新規ユーザーへの気配りをしている。
この様な NCsoft の努力が溢れているチュートリアルクエスト。
既存ユーザーも、一度は経験してみたら良いのではないかな?
投稿者 (む) : 2011年5月20日 21:02
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コメント
結局2次転職の猟師雑貨屋内のNPCのセリフ、
オープンベータから全く誤字修正される事なく終わったな。
今までのバグクエストが総じて入れ替えされるのか・・・
修正より入れ替えたほうが早いって事なんだろうな~
好きだった味系クエストももうちょっと面白くなってくれればなw
LV40迄3時間じゃ2次転職するまでに基本を覚えることは出来なくなるなw
そして量産型プレイヤーが溢れるって寸法かw
LV40迄のクエストって多いけどすべてゴミになるなw
溢れるほど新規来てくれるなら量産でもいいよ
問題は85+に育つ前にいなくなりそうな点
リネはLv40(2次転職)までが一番面白かったのにな
倒した敵の上で座る・笑うなどのソーシャルをするクエストが発生した
AIONと思ったのは俺だけじゃないはずww
たしかに今のリネ2は、キャラ作成後に何をするべきか分かりにくい。
いちおう案内はあるが、見落としたりルートを外れると、もうついていけない。
昔は初期村付近に人も多かったが、今は教えて貰うプレイヤーを見つけるのも難しい状態だ。
初期村はひとつになって案内も充実になるし、これまで入ってはすぐに辞めていった新規が、続けてプレイできるようになるかもしれんな。
>>8
たしかに
俺ならこんなMMOを新規で始めようとは思わない。
既にプレイしているユーザーが廃装備当たり前、レベルも大きく離され新規は皆無。
ゲームとして楽しむには、最低でも85以上。そこまで上げるのにほぼソロで、高レベルの
サブキャラ達は同じ時期に40~でも、装備の差などですぐに85に到達。
でも自分は毎日マゾイ狩りオンリー。挙句に装備も満足に揃わない。(特に属性面)
野良にいこうにも80~の狩場などは、ボスアクセや耐性、武器属性数値などの縛りPT多いし。
こんなの誰も新規で始め様とも思わないし、今後は人が減るのみになるね。
なんでここまでAIONパクってんの?
リネ2開発陣はプライドないのかな?
それともただのサラリーマンでやっつけでやってんのかな?(どこの企業にもいるw)
>>11
今のNCに初期のりね2プログラム開発人たぶん一人もいなくてAION化するしか能が無いかと思われますね><
>>11
リネ2を立ち上げた開発チームは別プロジェクトの移送になった。
で、別プロジェクトがとん挫して、分裂。
集団でごっそり独立して、ブルーホールスタジオ(TERAのとこ)になった。
まあ韓国ではAIONが上位ランクだから
その仕様でという単純な考えのようなw
日本のウケなど考えて開発するはずがない…
リネⅡは原点回帰でC1からとは言わないがせめてC5に帰るべきだね~
むちゃ~~まぞいけど^^;
Lv75がカンストの時代が一番リネⅡらしかった気がする。
>>10
俺ならこんなMMOを新規で始めようとは思わない。
>>既にプレイしているユーザーが廃装備当たり前、レベルも大きく離され新規は皆無
お前何言ってんの?
MMOってどんなのか理解してんの?
サービス開始して時間が相当経過してるMMOを途中から始めるなら装備、資金に差あるのあたりまえじゃん
≫17
先行廃には決して追いつかないってのがMMORPGなんだよなあ
新規で来るやつは一見さんかものすごい馬鹿
だから≫10が言ってることは正しいだろ
自分で言ってるのにお前はアホか?
>>13
寺の日本版が来たらちょっとだけ遊ぼうかな?(多分アイテム課金ポイので少しだけなら問題なく遊べると思う)
注目点は客が集中するOBTや営業初日にAIONのようなトラブル(サーバー問題や個人のPCで動きが軽いかなど)が出るか出ないかなど~~
>>10
だから1-85までのレベリングが緩和されるし、Rグレの下級防具だってばらまかれるんだろ。
途中から始めるのだってそんなに悪いことばかりでもないさ。
昔はこんなに安くS装備が手に入らなかったし、79→80のレベリングは本当につらかったしね。
この記事読んでひさびさに幻影武器の存在を思い出した