2011年4月 5日
[インタビュー] NCsoft、Blade&Soul で実る [ AION , Blade&Soul , LineageⅡ- 海外情報 ] Tweet
北米とヨーロッパ,日本,台湾,タイなど、5つの地域に支社を保有して、
タイ市場ではポイントブランクを宣伝中のNCsoft。
韓国内で唯一 「ギルドウォーズ」 と 「AION」 に代表される極と極の
経験を持っている NCsoft の今後の海外事業戦略はどうだろう?
次期大作 「Blade&Soul」 を準備しながら、どんな考えを持ってるのか
海外事業室グローバルビジネスチーム長に会って話を交わしてみた。
(gameshot)
Q.ポイントブランクがタイで成功した理由は何ですか?
A.タイは MMORPG が主力である他の市場に比べて市場環境が独特で、何より韓国よりずっと競争が弱かった。
進出当時スペシャルフォースしか無い状況で、顧客性向に合わせたローカライズと eスポーツを通じて近付いた為、
成功する事が出来たんだと思う。
Q.タイ市場の場合、市場掌握力を土台に新規ゲームを進出させる計画もありますか?
A.今まで主力であるカジュアルゲームの中の一つとして、ラブビートをタイでローンチングした。
他のゲームも追加的にローンチングする計画もある。
Q.海外に進出する新規ゲームに対しては、具体的に話せる物はありますか?
A.Blade&Soul のローンチングが近い状態なので、現在は Blade&Soul の現地化に集中している。
Blade&Soul の様な大型ゲームは最小 1年前から準備をしなければならないし、
特別な次期期待作なので、他のゲームの海外進出日程は少し滞っている状況だ。
Q.韓国でサービス中の他社のゲームを、海外にパブリッシングする計画はありますか?
A.現在はまだ無い。
Q.新規市場への進出計画はありますか?
A.「浮び上がる市場」 と呼ばれる南米や、東欧側(ギリシャ,トルコなど)を注意深く見ている。
ヨーロッパに支社があったりするが、国家がとても多い為、全部カバーする事が出来ない。
もう少し集中的にケア出来る方案を模索中だ。
Q.何年か前の南米市場はとても不毛で、商売気が無かったと分かっているが、
最近はどうなのですか?
A.多少良くなったがまだ少し不足している。
ライトユーザーのゲームから進出する方案を考慮している。
考えているよりは早く発展している様なので、期待している。
Q.早い速度で成長している市場の中には、ロシアも漏らす事が出来ないと思いますが、
どうお考えですか?
A.ロシアは発展速度が本当に凄い。
市場もインフラも急速に発展しており、競争作品もますます多くなっている。
幸い 「リネージュ 2」 がいつも 1,2位を維持しているので、本当に誇らしい(笑)
Q.日本市場の方はどんな状況ですか?
A.リネージュ 2 は相変わらず良く運営しているし、AION はファインプレイしている。
とても忠誠度が高い顧客たちなので、リネージュ 1 すら良く運営出来ている状態だ。
レベルキャップになれば去るユーザーが大多数である台湾とは違い、
お金も時間も惜しんで、あれこれ全てのコンテンツを楽しみながらゲームをしている様だ。
Q.一番大変だった市場はどこですか?
A.北米 / ヨーロッパが一番難しかった気がする。
時差、及び、距離の問題、言語の問題、性向の問題など(笑)
事業側は現地スタッフが行うので可能だが、根本的な開発側では困難がある様だ。
現地のフィードバックも適用するが、適用されるまでの過程が易しくないので、実務的には一番難しかった。
Q.反対に、一番好む市場はどこですか?
A.易しい市場と言う所は無いが、日本と台湾が一番容易だと思う。
特に台湾は性向が韓国と似たり寄ったりで、事業的でも開発的でも容易に解いて行く事が出来て良い。
●AION と ギルドウォーズ、そして、Blade&Soul
Q.北米 / ヨーロッパ地域での AION の場合、初期は関心をとても受けたが、
うまく運営出来ていない様だ。理由は何でしょうか?
A.リネージュ や リネージュ 2 みたいな場合はハードコアゲームなので、海外利用者の性向もある程度似ていたが、
AION は少し多様な性向の利用者たちが入って来て、むしろ大変だった。
開発的な部分も、事業的な部分もあるが、特に韓国利用者中心に開発が進行されて見ると、
海外地域に当たるコンテンツ需給に不足している部分があったのではと思う。
しかし、このままの状態には出来ないので、再跳躍しようと非常に悩んでいる。
今の状況を反転させるに値する悩みを沢山しているし、海外利用者の口に合う開発もたくさん補強している。
開発チーム側は沢山努力してくれている。
Q.ギルドウォーズ 1 の場合、海外では大当たりしたが、韓国ではうまくいかなかった。
これに対する分析はどうですか?
A.実はギルドウォーズ 1 は国内だけでなく、中国でもうまくいかなかった(笑)。
ギルドウォーズ 1 は、基本的に開発する人々が北米 / ヨーロッパのユーザーなので、
アジア市場利用者たちには合わない部分があった様だ。
しかし、それよりは事業的な部分がサービス失敗に大きな影響を及ぼしたと思う。
Q.ギルドウォーズ 2 のアジア市場成績はどんな風に予想していますか?
A.ギルドウォーズ 1 が失敗した事で、アジア市場利用者からは多くのフィードバックを受けた。
そういう幾つかの点を補強してギルドウォーズ 2 は開発されているので、良いゲームには
なると見ている。
Q.Blade&Soul 海外成功の可能性に対してはどんな風に予想していますか?
A.一応中華圏市場ではとても期待している。
北米 / ヨーロッパ側も東洋ファンタジーの需要が多くて、AION よりはずっと期待出来る様だ。
最適化も、コンテンツも、海外市場に対する考慮を以前より沢山して開発されている。
Q.海外で成功する為には、何が一番重要だと思いますか?
A.始めからグローバル一観点で、予め備えて事業も準備して開発を入って行く事だろう。
以前のゲームは海外市場を全く考慮せずに開発されたとは言えないが、次第に強化される形だった。
Blade&Soul は AION よりもっと強化になった姿を見せてくれる筈だから、期待して下さい。
投稿者 (む) : 2011年4月 5日 21:00
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コメント
>とても忠誠度が高い顧客たちなので
忠誠度wwwwwwwww
さすがNCすっかり殿様気分
>>1
翻訳の問題じゃね?
忠誠度で意味はおk・・・
サランヘヨ~
いわゆるpay to play方式(無料じゃない/free to playの反対)を採用した外国産mmo
日本市場で、ncのタイトル以外すべてぽしゃってる。(ロードオブザリング,ダンジョン&ドラゴン...)
なんらかのノウハウあるんだろう・・・・
カプコンのDDきたようだw
まじですかw
これがもしD&Dだとしたら・・・
醜く進化するリネ放り投げてD&Dやるぞ。
え?
オレ、リネ2に忠誠を誓ってますがナニカ?