■ブーストアップシステム、パイラカとは何か？

パイラカクエストはそれぞれ 36，61，73レベルの時、一回ずつ遂行する事が出来るクエストで、
クエスト完了時、ばく大な経験値と SP補償，活力ゲージ充電，レベルに当たるアイテムを
獲得する事が出来る。
各レベル毎に与えられるおびただしい量の経験値も驚くべきだが、
クエスト完了後に与えられる補償アイテムも、一様に軽く見られない重要なアイテムを与える為、
現在までもパイラカクエストを遂行しようとするユーザー達で賑やかである。

特に [パイラカ - 悪魔の島] クエストと [パイラカ - 傷ついた竜] クエストの場合、
それぞれタリスマンスロット 2個を活性化させる事が出来る腕輪と、
A級ティーシャツを補償で貰える為、これを獲得する為のユーザー達の足が途絶えない。



■パイラカの持つ意義は？

パイラカの持つ意義は大きく二つ見られる。

その１に、捨てられた狩り場を利用したインスタントダンジョンを企てる事で、
オールドユーザー達には朧気な思い出を提供し、新規ユーザー達には既存に存在したが、
余り行かない狩り場に対する新鮮さを付与したという点だ。
筆者も悪魔の島の場合、クロニクル2 時代アルティザンキャラクターでソウルショットの配達を
二回行った記憶があっただけで、セイトン範囲狩りの様な、
有名な狩りコンテンツを体験した事が無かった。
しかし、今回のパイラカ体験を通じて、悪魔の島の地理と一緒に、
随分前に作られた場所にも関わらず新鮮さを感じる事が出来たという点で、
その意味を捜す事が出来た。

一時最高の高速レベル上げ狩り場で名声を揚げた悪魔の島。
今は誰も行かない捨てられた島になった。

その２、単純な狩り場リニューアルでは無い既存狩り場を活用した、
また他の可能性を見せてくれたという点だ。
以前にはダンジョンや狩り場リニューアル等を土台として狩り場を変化させて来たが、
その波及効果は些細だったし、ユーザー達にも大きな呼応を導き出す事は出来なかった。
（カマロカ除外）
しかし、今回のパイラカインスタントダンジョンは、使い捨てダンジョンではあるが、
既存の狩り場とは確かに差別化された姿を見せてくれる事で、
ユーザー達にまた他の楽しみにする事をプレゼントしたという点でその意味が大きい。

極少数の批判もあったりするが、全体的に既存の狩り場の仕組みをある様に
よく活用したという点で高い点数を与える事が出来る。



■パイラカの補償は？

パイラカを遂行した後に受ける様になる補償は、驚くべきな位に破格的だ。
補償内訳は下を参考して下さい。

・「パイラカ - 氷と火の歌」 の補償

経験値 ： 810,000
SP　　　： 50,000
活力ゲージ回復
パイラカ の指輪 ： Dグレード，MP +15
パイラカ イアリング ： Dグレード ，MP +20

・「パイラカ - 悪魔の遺産」 の補償

経験値 ： 10,800,000
SP ： 950,000
活力ゲージ回復
パイラカの腕輪 ： Bグレード，MP +20

「パイラカ - 傷ついた竜」 の補償

経験値 ： 28,000,000
SP ： 2,850,000
活力ゲージ回復
パイラカのシャツ ： Aグレードのティーシャツ，MP +40



氷と火の歌の場合、36レベルの時に遂行するクエストとは信じられない程の補償が与えられる。
特に 81万という経験値は、同レベルレイドモンスターをパーティープレイで数回やればこそ
得る事が出来る経験値なので、その意味がもっとも大きい。
もちろんその次に繋がるクエストも補償が分厚い事は言うまでも無い。

ただ、現在サブクラスまで育てたユーザー達はこの恩恵を受ける事が出来ないという
問題点が存在するが、この様な部分は早いうちに解決されるだろう。



■チュートリアル、またはシステム的な連携になれば…

リネージュII には数多いクエストがある。
無駄なクエストもあるが、とても有用なクエストも多数存在する。
今回のパイラカ クエストの様に、有用なクエストを集めてチュートリアルとして
該当のレベルに到逹した場合、もう一度知らせてくれるシステムが具現化されたら、
新しく始めるユーザーや、まだパイラカの存在さえ知らないユーザー達には、
大きな役に立つのではないかと思う。