2007年5月27日
2010年リネージュ3 発売開始予定 キム社長インタビュー [ Lineage3 ] Tweet
●NCソフト キム社長インタビュー
大変ではあるが、新しいゲームの領域を創造する
国内最大のゲーム会社であるNCソフト キム社長に会った。
夕食を兼ねて用意した席で、キム社長はちょっと疲れた姿だった。
「この頃会社の仕事が忙しく、夜遅くまで事務室に残っている」と言った。
株式保有額が 3000億ウォンもなるというのに、
「少し楽に過ごせば良いのに、何故そんなに大変に暮らすか」と暫く思った。
(norinuri)
今年はNCソフトが「リネージュ」シリーズを先に立たせて、
オンラインゲームの歴史を振り返って丁度 10周年になる年だ。
他の記者が成功の秘訣を聞くと、金社長は「運が良くてここまで来た」と言う。
その間の成果に自惚れない為、また、これからは本当に実力で成功しなければならないという
意志を押し堅める意味でその返事をしているのだ。
キム社長は、「暫く輝いて消えるのでは無く、長い間持続するベンチャーを作りたい。
あれこれすべきことが本当に多い」と言った。
軽い食事を終えた彼は、タバコを近くの台に立てた。
実は、最近NCソフトを含めた国内ゲーム業界状況はあまり芳しくない。
リネージュの大成功に刺激を受けたゲーム業社たちは、似ている世界観のゲームをこぼし出した。
ゲーマーは徐々に食傷していく事を感じ、その隙間を「StarCraft」「WoW」等の外国産ゲームが掘り下げた。
ゲーム業界先頭であるNCソフトの売上げや利益成長勢は目立つ位に鈍化したし、
他の業社はもっと難しい状況に陥った。
最近では、リネージュ3 技術流出論難,オンラインゲーム規制強化,個人情報保護問題など各種話題が出た。
それでもキム社長は、これから出すゲームたちを説明しながら目を煌めかせた。
ゲームの他にインターネット検索技術など、多様なソフトウェアを開発しているという話も付け加えた。
彼は「実は私は経営よりは開発者の方が適性に当たるようだ」と言った。
●最近リネージュ3 開発チームが大挙して会社を退職したが、どんな事があったのか?
--リネージュ3の核心技術を巨額に売ってしまおうとする試みが捕捉され警察が捜査をしている。
詳しい事項は最終捜査結果が出てこなければならないが、私としてはおびただしい衝撃だった。
エンジニア出身なので、開発さえ上手であれば、会社など転がって行けると思ったが…。
どうしても社長である私の過ちが一番大きくなる。
最近になって人材管理をする事と対外的な活動も重要だということを悟った。
●10年目 CEO(最高経営者)を引き受けたら社長はCEOには付かなかったか?
--性格がはにかんで人々とよく付き合う事が出来ない。
当社の人々と業務の話をするのが一日の仕事の大部分だ。
他のゲーム業社の人々は 1年に1~2回見る程度だ。
何か変わらなければならないという感じはあるが、性格上うまく出来ない。
私が間違う分野を補ってくれる専門経営人を迎入,共同代表体制で行く事も
一つの方法になる事が出来るだろう。
●リネージュ3の開発は完全に中断になったのか?
--基本の骨組みが外部に知られた為、初めから新たに作らなければならない。
現在はチームを再構成し、企画書を構想するところだ。
核心の開発者たちは残っているから作業が難しくは無いだろう。
来年 1月からリネージュ3 を本格的に開発し始めて 2010年頃正式開始する事が出来ると思う。
●その間はリネージュ2を引っ張っていくのか?
そうではない。
リネージュシリーズの他にも多様なゲームを開発中だ。
新作ゲーム「Aion」と「タビュラ・ラサ」が今年に出る。「Aion」は国内とアジア市場を、
アメリカで開発した「タビュラ・ラサ」はアメリカとヨーロッパ地域を主に攻略する計画だ。
●ゲーム一つ開発するのに 100億ウォンの超えるお金がかかることが最近の成り行きだが?
--映画の様に大作業を行うからだ。
しかし、そのようにお金をかけても最近の国内ゲームにはコレと言う大型ヒット作が無かった。
ストーリーの表だけを派手にさせても成功しにくい。
ゲームも映画の様に、正式発売開始となって、蓋を開けて見る前では解らないからだ。
●タビュラ・ラサは製作期間が 6年もかかったが?
--世界的なヒット作「ウルティマ」シリーズを作ったリチャード・ギャリオットの力作だ。
長年の期間準備して来ただけ期待が大きい。
いくら大当りするかは私も分からない。
一応海外ゲーム会社の評判は良い。
最小限の損害は無いと思える。
●巨大資本の外国ゲーム会社に対立するならば図体をもっと育てなければならないという指摘があるが?
--実力を育てるのに役に立ったら他の会社を引受,合併する方案も積極的に推進している。
前は会社を完全に引き受ける方法だけと思ったが、失敗した場合もあった。
これからは完全受注の他にも、部分投資や開発提携など、多様な方法を試みている。
現在交渉をしている所があるが、まだ発表するには早い段階だ。
●海外市場はどんな攻略をする計画なのか?
--去年 PCゲーム市場でアメリカ は 3位を占めた。実はこれは凄い事なのだ。
我が国のゲームがアメリカとヨーロッパで売れる場面を思えば胸がいっぱいだ。
我が国が巨大ゲーム市場である日本・中国の文化と情緒にとても親しいのは
西欧ゲーム業社が持つ事が出来なかった大きな長所であると言える。
西欧とはどうしても文化的背景が違い、掘り下げやすくない。
なので、外国で開発したゲームを配給したり、有名海外開発者を迎入して西欧市場を攻略する。
●外国ゲームの中で好きなものはあるか?
--日本ゲーム会社「任天堂」が出した頭脳開発ゲームや、ニンテンドックスがすごく好きだ。
任天堂は本当にすごい会社だ。
スーパーマリオを作った宮本 茂氏の創意性を尊敬する。
彼は女性や子供等、全家族が楽しく楽しみながら学習効果もある新しいゲーム領域を創造した。
将来そんなゲームも作りたい。
投稿者 (む) : 2007年5月27日 02:52
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コメント
流出事件の時にもちょっと書きましたが、
この社長さんって開発畑の方だったんですね。
本人も開発に戻りたいような発言してるだけあって、
経営者としてはいささか問題のあるお方みたいですね。
大企業の割りには簡単に解雇しちゃったりと、
社長のワンマン経営っぷりも目立ちます。
おかげでリネ3も開発が白紙に戻されたみたいですし、
NCには社長以外にも経営陣が必要なんじゃないでしょうかねえ・・・
とても大企業とは思えません。
リネ2もあと3年は安泰ってことか。まぁ予定どおり行くとは思えないので
実際は2010年以降にずれこむだろうから3年以上は安泰かな。
朝鮮人の計画だから、さらに遅れるだろう。
逮捕とかしまくって事実上プロジェクトは最初から出直しなんだろ?
2015年には日本の戦闘機と朝鮮イージスの戦闘があるらしいから、
急がないと間に合わないぞ。
ゲームはやるものじゃなく作るものなんだなと、改めて思いました。
2010年は笑うとこですか?