国内最大開発会社であるNCSOFTが最近 「リネージュ2」開発の主役である室長を緊急免職処理し、
彼が導いていた 「リネージュ3」 開発チームには開発機器を返しなさいと要請した事が知られた。
事実上の 「リネージュ3」 開発チームに対する閉鎖措置だ。
特に、これに反発した主要開発者らが大挙退社を準備するなど、「人材離れ」に巻き込まれて
当惑に思っている。

室長の免職と開発者らの辞表には、会社のビジョンに対する不満まで盛られていて、
会社側をさらに困るようにしている。

●リネージュ シリーズの生き証である室長緊急免職処分

6日、業界によれば、NCSOFTが 5日緊急人事委員会を開いて、
「リネージュ2」と「リネージュ3」の開発を陣頭指揮した室長を免職させた事を知らせた。

室長と共に「リネージュ3」を開発した 70人余りの開発者らにも機器返却を要求して、
1週間のお休みを与えたことが確認された。
「リネージュ3」開発チームに勧告辞職手続きを踏む事となったと言う噂だ。

特にNCSOFT経営者らを当惑にさせた事は、室長等が「リネージュ3」開発チームを
スタジオ形態で会社から分離させてくれとキム・テクジン社長に直接要求したというのだ。

室長は「リネージュ」シリーズで他の開発チームを食わせる現在の構造ではNCSOFTには未来が無いと言い、
「リネージュ」シリーズを主軸とした新しい会社を作る事と、インセンティブ制度の改善を要求したと伝えられている。
この席には開発本部長も一緒に同席したが、室長と意味を異を唱えたと知られた。

しかし、社長はこれを経営に対する抗命と規定し、室長を免職させて、
室長と開発者らの接触を遮断する等、進化に出ている状況だ。
「リネージュ3」開発チームにもコンピューターなどの機器を返して、
各自の家で待機しなさいと指示した状態。

NCSOFTのある関係者は
「その間多くのプロジェクトが失敗したのを見つつ、リネージュシリーズ開発者たちは、
"'私たちが回したお金で、他のチームがお金を使っている' と言う不満が極まった"と言い、
"組職にビジョンがあれば、これはいくらでも耐えることが出来るのに、会社は職員たちの士気を
全然考慮しないでずっと失敗を繰り返し、希望を捜すことができなかった」と打ち明けた。

●NCSOFT 「リネージュ3」 開発に深刻な蹉跌

最近このような集団反発に対して、NCSOFT経営陣らは現在余裕の雰囲気だ。

NCSOFT関係者は 「室長を免職させたことは事実」 と言いながらも、
「職員たちに対する賞罰決定はどの会社でもあること」 と言いながら、拡大解釈を警戒した。

実際にNCSOFTは去年、檀君の地を開発した国内最初のオンラインゲーム開発者である
キム・ジホの前テレコム理事，アレアハングル開発者の中の一人である前ナモイントレックティブ理事，
韓国ゲーム開発者協議会政務式会長などが全員退社した。

しかし、ゲーム業界ではこれを異例的な事件に分析している。

盛んにNCSOFTの主力タイトルである「リネージュ3」を、
開発中のチームの組職内に特別な問題が無いのであれば振る理由が無いという説明だ。

ある関係者は
「この状態では 'リネージュ3' など、次期作開発に相当な蹉跌が生ずるしかない"と言い、
「室長の免職がキッカケで "人材離れ" が始まることも出来るだろう」 と言った。

NCSOFTは株価下落、職員たちの大挙離脱、続いたプロジェクトの失敗などで
職員たちの士気が落ちているが、これと言う対策を出すことが出来ない。
結局今回の事態で、次期作である「AION」，「リネージュ3」に対する開発にも
深刻な蹉跌を来たす見込みだ。