現地時間 11日、北米のゲームリサーチ専門業者 「スーパーデータ」 は、
「World of Warcraft」 の売上動向を発表した。

報告書によると、2012年 9月 ～ 2013年 5月までの 9ヶ月間において、
「World of Warcraft」 の売上は 9,300万ドルで、
前年同期（2011年 9月 ～ 2012年 5月）の 24,300万ドルから 50％ 以上減少した。

この様な結果が出た理由は、最近 「World of Warcraft」 のユーザー数が、
持続的な下落勢を見せているからだと推測される。
実際に去る 7月には 770万人程が 「World of Warcraft」 を月額利用している事が明かされた。
これは 2009年当時の利用者数 1,200万人と比べて、430万人減少した事になる。

全体的な売上は減少した一方、ゲーム内コンテンツの有料ペットや、
ブースターアイテム等を購買する割合は高くなった。
これに対してスーパーデータ側は、
「こんな変化は World of Warcraft ユーザー達の消費形態が、
　少額決済の方へと流れているという事を意味している。
　最近のゲームにおける課金方式は部分有料化が大部分な為、
　Blizzard Entertainment 側もこの様な点を勘案しなければならないだろう」 と言及した。

なお、Blizzard Entertainment は、去る 7月から部分有料化の一環として、
インゲーム商店を導入したし、5.4 パッチ以後、11日間ゲームを無料でプレイする事が出来る
プロモーションを進行する等、既存月額金額制とは違う方向の課金政策を試みている。