「リネージュ1」 は、今年最大売上の記録を破りながら、
過去 15年をひっくるめて最大の実績を出した。
今年 NCsoft は何もゲームを出市していないにも関わらず、黒字転換する事が出来たのは、
第2の全盛期を迎えた 「リネージュ1」 の存在が大きかった。

NCsoft の 2013年 2分期実績。1年前と比べると、全ての面で目立つ様に向上した。

NCsoft 本部長は、
「事実上 "リネージュ1" は、サービスを始めた以来、最高の全盛期を迎えた。
　分期最大の売上記録を更新した訳は、絶え間無い変化と成功的なアップデートで、
　休眠顧客が戻った事が大きいし、アイテムプロモーションの実績により、シナジー効果が出た。
　また、最近 50番目のサーバーを開いた事で、弾力を受けた事も分析される」 と明らかにした。

「リネージュ 2」 も、実績反騰に成功した事が現れた。
今までずっと実績が落ちていた 「リネージュ 2」 は、2分期を迎えて下落が止まった。
NCsoft も、現在残っているユーザーは忠誠度が高く、これ以上の下落は無いと判断している。

本部長は、
「下半期には "リネージュ 2" ビジネスモデルの変化を予定している。
　忠誠度の高いユーザーを中心に、多様なプロモーションを通じて、実績向上を期待している」 と語った。

なお、これは現在進行中のアイテム販売を強化する次元であり、
定額制モデルを廃止する事では無い。


「リネージュ1」 は 3ヶ月（4月 ～ 6月）間、大凡 847億ウォンの売上を記録した。

●Blade＆Soul と GuildWars 2 の同伴中国進出に期待

NCsoft が今年下半期の実績向上に、大きな期待を掛けているのが、
「Blade＆Soul」 と 「GuildWars 2」 の中国ローンチングだ。

去る 7月末、上海で開かれたチャイナジョイ 2013 を通じて、
お披露目された 「Blade＆Soul」 と 「GuildWars 2」 は、現地で注目を集めた。

ただ、「Blade＆Soul」 の場合、
差別化されたアクション，ストーリー，グラフィックに対する呼応は高かったが、
コンテンツ不足に対する憂慮の声も出た。

本部長は、
「Blade＆Soul のコンテンツ不足に対する憂慮は、ある程度予想している。
　中国は韓国と違い、エンドコンテンツを大幅に補強したバージョンになっている。
　詳しい内容は明らかに出来ないが、大規模門派戦と PvP 等は、
　発売開始前に補って、お披露目されるでしょう」 とコメントした。

引き継いで彼は、「GuildWars 2」 についても語った。
「GuildWars 2」 は、来る 9月に中国で 2次 CBT を進行して、
もう一度中国ユーザー達のフィードバックを受ける予定だ。

現在、日程は蹉跌無しに進行されており、遅くなっても一、二ヶ月以上は持ち越されないと言う。
「内部では、市場で期待する平均よりも高い期待をしている」 と明らかにした。

中国では Blade＆Soul を支援する対話形アプリも出ている。

●モバイル市場対応は、子会社と本社を仕分け

NCsoft は今年下半期、最小 7 ～ 8個のモバイルゲームをお披露目する予定だ。

本部長は、
「基本的には、子会社である Ntreev Soft とホットドッグスタジオを通じて、
　カジュアルジャンルを中心に、多様なモバイル新作を準備している。
　NCsoft 本社は、内部モバイルゲーム開発センター設立後、
　重みのあるモバイルプロジェクトを準備している」 と明らかにした。

Blade＆Soul の IP を活用したモバイルカードバトルゲーム開発も、ずっと進行中だ。

話題になっていた 「Blade＆Soul」 のカードバトルと関しては、
開発は以前進行中だと確認された。
ただ、現在はまだ発売開始時点を具体的に言及する段階では無く、
年内にもう少し詳しい内容を明らかにする機会を設けると、言葉を惜しんだ。

それ以外にも、「リネージュエターナル」 と 「ワイルドスター」 等、
新作動向に対する言及もあった。

本部長は、
「"リネージュエターナル" は、蹉跌無しに開発を進行中であり、
　年末頃、具体的な日程を明らかにする事が出来るでしょう。
　少なくとも、市場で期待する日程に合わせてある為、遅れる事は無い。

　"ワイルドスター" は、CBT が終わったので、データ分析作業を行っている。
　結果が出次第、日程を考えるでしょう」 と、明らかにした。

今年の年末には 「リネージュエターナル」 の最新情報が出てくる見込みだ。